【配属機関概要】

3）任地（ マハラペ県マハラペ ） JICA事務所の所在地（ ハボロネ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 3.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ボツワナの地方行政機関は31の地方自治体(市、町、県)から構成されている。地方自治・伝統問題省は、それら地方自治体の行政機能の維持・発展及び職員の能力向上を図りつつ、地域住民に対する社会福祉、経済活性化プログラム等を実施・監督している。マハラペ県庁は首都ハボロネから北へ約200Kmに位置する地方自治体で、住民に対する社会福祉、地域開発、初等教育、環境衛生、インフラ整備等を行っている。配属先の公衆衛生課は、水質管理、食品衛生管理、廃棄物処理、環境衛生、感染症対策等を担当している。同課の年間予算(2024年)は3,773,270ボツワナプラ(約4千100万円)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先の公衆衛生課は、廃棄物処理や環境衛生の業務を担当しているが、地域内のごみは各コミュニティのごみ捨て場に分別されずに投げ捨てられ、そのまま最終処分場に運搬されているのが現状であり、近年深刻な問題となりつつある。配属先は現状への危機感を持っており、ごみの減量や3Rの推進に向けた取り組みの必要性は理解しているものの、効果的な施策は講じられていない。住民に対するごみ分別や環境衛生に関する教育に力を注いでいく方針であり、学校や地域コミュニティへの啓発活動を効果的に実施するために隊員の活動が期待されている。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

配属先の同僚や地域住民と協力し、主に以下の活動に取り組む。
1.地域の学校やコミュニティ等でのごみ分別、減量化に向けた啓発活動の提案・計画・実施を行う
2.ごみの分別方法やリサイクルへの提案及び導入に向けた説明会やワークショップの計画・実施を行う
3.地域のごみ置き場の改善策(分別し易く、回収し易く)の提案・計画・実施を行う

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

共用執務室、机、いす

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
環境衛生課長、シニア環境衛生担当官、環境衛生担当官5名

活動対象者:
小学校の児童・教師、地域住民

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・ゴミ・コンポスト等の啓発活動経験

　・環境関連、教育、企画・運営、営業等の経験

【地域概況】

【特記事項】

着任後、現地語学訓練(ツワナ語)を実施。