【配属機関概要】

3）任地（ アディスアベバ ） JICA事務所の所在地（ アディスアベバ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

アディスアベバ市青年・スポーツ局は現在19種類のスポーツにおいてジュニア選手育成プログラムを提供している。対象はおおよそ11-17歳のジュニア選手で、成績の良い選手は卒業後にユーススポーツアカデミーという一つ上のグレードのスポーツ選手養成機関へ所属することができる。それぞれの競技種目毎に2～3つのトレーニング施設を保有しており、基本的に学校が終わる夕方から2時間程度のトレーニングを週3回程度行っている。スポーツ局が管轄しているのテニスクラブは5か所あるが、隊員はそのうちの1つのジョモ・ミヒャエル・テニス・スポーツ・センターがメインの活動先となる。

【要請概要】

1）要請理由・背景

テニス部門は、設立から10年以上が過ぎ、参加人数が増加している。また、アディスアベバ市に6つのクラブチームが参加した大会では、女子団体が2位、男子団体が4位という結果だった。しかし、エチオピアではテニスがまだメジャースポーツではないためキーとなる指導者が不足しており、競技者数が増加している中で一人一人に対して細かい技術指導を行うことは難しく、トレーニング内容もウォーミングアップの時間が長いなど練習時間が限られている中で効率的に行われているとは言えず、これらの状況を改善するために当要請があげられた。隊員にはメンバーのスキルアップとコーチの指導能力向上などが求められており、今後国際大会に参加できるような選手の育成も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

隊員は、同僚コーチらと共に以下の活動に行う。
1.クラブメンバーにテニスの練習メニューの流れとコツについての技術指導・助言等を行う。
例えば、①ウォームアップ(準備運動から素振り)、②ストロークやボレーの練習、③サーブの練習、④スマッシュの練習など
2.基礎体力の強化とメンタルトレーニングの指導・助言を行う。
3.他のクラブチームの巡回指導を行う。
4.今後のエチオピアのテニス界を担っていく人材発掘の支援等

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コート3面(全てクレーコート)、ネット、ラケット、ボール、トレーニングジム(ストレングスマシン、ランニングマシン、ベンチプレス、ダンベル等)、屋根付き観客席など

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚
コーチ3名(女性1名、男性2名)
年齢30～50代。指導歴は、6～25年程度。

活動対象者
・テニス競技者(年齢10～15歳、経験年数0～5年程度) 約70名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・なるべく 日本テニス協会公認(JSPO)コーチ資格3 (旧)テニスコーチ以上

　・なるべく 日本プロテニス協会公認 Professional 3 (旧)テニスC級教師以上

【地域概況】

【特記事項】

活動使用言語および生活使用言語はアムハラ語。アムハラ語は現地到着後、現地訓練にて学習を行う。
水道は安定しており、電気は毎日1時間程度停電。同配属先からは他に柔道とバドミントンの要請も出されている。