要請番号(JL50623A38)
募集終了
| ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
コケベ・シバ小学校
3)任地( アディスアベバ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、首都にある公立小学校。生徒数は約930名で、教員数は94名。エチオピアの小学校は、Grade1~8までの8年制(日本の小学校1年~中学校2年に相当)。Grade6までの授業には現地公用語であるアムハラ語が用いられ、Grade7からは英語が使用されている。8年生では、初等教育終了認定試験が行われる。同校には、教育センター(Pedagogical Center)があり、先生並びに生徒が活用できる教材を提供している。しかし、同センターには、新しいカリキュラムに対応した教材が十分でない状況が続いている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エチオピア政府の教育方針では、理論偏重の教育からより実践的な教育への転換を目指している。しかしながら教育現場では、教員の実験に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流である。例えば、理科では、実験・観察を取り入れた実践的な授業の普及が課題となっているが、教員の経験不足やカリキュラム変更の影響もあり教科書に載っている実験・観察が十分に実施できておらず、生徒の理科に対する理解度が低いことが課題となっている。そこで隊員には、教育センターの教材の整備と活用方法の提案などを通して、センターの活性化と生徒の理解度を高める活動が求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
隊員は、教育センター担当者等と共に以下の活動に取組む。
1.現地で入手可能な材料や資料等を利用した教材制作。
2,同センターの教材の整備並びに運営方法について配属先へのアドバイス。
3.同センターの活用方法について、同僚教師を対象とした定期的かつ継続的なトレーニングの実施。
4.日本の教育方法学の紹介。5.他の小学校に派遣されている隊員と連携し、現地教員の教え方の向上を目指すなど。
なお、同センターは、理科、数学、音楽、社会、生活、図画工作、家庭などの幅広い学習教科をカバーしている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教育センター、チャート(英語、算数、生物など)、玉そろばん、地理用のジオラマ、鉱物サンプル、地球儀、民族楽器(打楽器、弦楽器)、算数用立体模型(透明型)、作業室、教材作成機材(ハサミ、ペン等)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
教員数:94名(うち教育センター担当教員は2名)
学歴は、大卒程度。
年齢は、20~40代。教員経験年数は、1~20年程度。
活動対象者:Grade1~8の生徒約930名。
年齢は、7~14歳。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:専門知識を必要とするため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:同僚への指導が必要なため
[汎用経験]:
・理科実験の経験や薬品・器具の知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(9~27℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
エチオピアの小学校ではGrade1~6はアムハラ語、Grade7~8は英語を使って授業を行うため、活動使用言語もそれに準ずる。生活使用言語はアムハラ語となる。アムハラ語は現地到着後、現地訓練にて学習。水道は安定しており、電気は毎日1時間程度停電。同敷地内の幼稚園からも幼児教育の要請が出ている。





