2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL50625B02)
募集終了

国名
エチオピア
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1
学校の入口 校舎 理科実験室 理科実験室 理科実験室

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

メセレート・エディゲット小学校

3)任地( アディスアベバ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、首都にある8年制(日本の小学校1年~中学校2年に相当)の公立小学校。生徒数約は3,100名で、教員数約は120名。Grade6までの授業には現地公用語であるアムハラ語が用いられ、Grade7からは英語が使用されている。2022年度から理科のカリキュラムが変更になり、物理・化学・生物、それぞれで分担されていたものが統合され、一人の理科教師が3科目全てを教えるようになった。しかし、依然として理論中心の授業が主流であり、実験や観察を取り入れた実践的な授業の普及が課題の1つとなっている。同校では、2025年8月現在、2代目の隊員が2026年11月下旬までの予定で活動中である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

エチオピアの教育方針では、理論偏重の教育からより実践的な教育への転換を目指している。しかし教育現場では、教員の実験に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な理科授業の普及が課題となっている。配属先には一定の薬品・器具が揃っているが、教員の経験不足やカリキュラム変更の影響もあり教科書に載っている実験・観察が十分に実施できておらず、生徒の理科に対する理解度が低いことが課題となっている。そこで隊員は、生徒中心の理科授業の実施や理科実験室の有効活用方法の提案などを通して生徒の理科に対する理解度を高める活動を行っている。今後も生徒の理科の理解力の向上と教師の授業計画や指導スキルの向上に継続的協力が必要であることから後任隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

隊員は、同僚教師と共に以下の活動に取組む。
1. Grade 5~8の生徒を中心に、理科実験・観察を取り入れた実践的な授業のサポートを行う。
2. 授業観察を通じて、現地教師へのアドバイスを行う。
3. 実験室、薬品および実験器具等の整備と管理を行う。
4. 現地で入手可能な材料を利用した理科実験や教材を紹介する。
5. 他の小学校に派遣されている隊員と連携し、ワークショップ等を開催し、現地理科教員の授業方法や実験・観察の授業の導入等のサポートを行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

理科実験室、基本的な実験器具(試験管、ビーカー、三角フラスコ、メスシリンダー、各種薬品多数、リトマス紙など)、顕微鏡、上皿てんびん、電流計、電圧計、人体模型、天体望遠鏡、壁掛けチャート(生物等)など

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚
理科教員:20名。学歴は、大卒程度。
年齢は、20~40代。教員経験年数は、6~20年程度。

活動対象者:Grade 5~8の生徒約1300名。1クラス約55名。

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:専門知識を必要とするため

[経験]:(教員経験)5年以上 備考:同僚への指導が必要なため

[汎用経験]:

 ・理科実験の経験や薬品・器具の知識

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(9~27℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

Grade7~8は英語を使って授業を行うため、活動使用言語もそれに準ずる。アムハラ語はエチオピア到着後、現地訓練にて学習。断水、停電ともに週数回程度。実験が好きで、生徒の「発見する力」を引き出したいと願う方、現地教員とともに考え、試し、改善していく姿勢を大切にできる方を歓迎します。