要請番号(JL50625B03)



1代目
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
タンビットエルミアス小学校
3)任地( アディスアベバ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、首都にある公立小学校。生徒数約1,000名、教員数は50名の中規模校。Grade1~Grade8の8年制(小学校1年~中学校2年に相当)で概ね7~14歳の生徒が在籍しており、Grade6までは授業には現地公用語であるアムハラ語が用いられ、Grade7からは英語が使用されている。2022年度から理科のカリキュラムが変更になり、物理・化学・生物で担当が分かれていたものが統合され、一人の理科教師が3科目全てを教えるようになった。同校へのJICA海外協力隊の派遣は今回が初であり、同僚や生徒と関係を構築しながら変革に取組むことが期待される。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エチオピアの教育方針では、理論偏重の教育からより実践的な教育への転換を目指している。しかし教育現場では、教員の実験に関する経験・知識不足や教材の入手困難から依然として板書中心の授業が主流であり、実験・観察を取り入れた実践的な理科授業の普及が課題となっている。首都にある配属先には一定の薬品・器具がそろっているが、教員の経験不足やカリキュラム変更の影響もあり教科書に載っている実験・観察が十分に実施できていないため、生徒の理科に対する理解度が低いことが課題となっている。そこで隊員には、現地教員による生徒中心の理科授業の実施や理科実験室の有効活用方法の提案などを通して生徒の理科に対する理解度を高める活動が求められていたが、派遣後活動開始には至らなかった。現場の隊員に対する期待は高く、あらためて要請を継続することとなった。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
隊員は、同僚教員と共に以下の活動に取組む。
1. 薬品・器具の取り扱い方へのアドバイスを行う。
2. 実験や観察を取り入れた指導方法へのアドバイスを行う。
3. 生徒主体の授業を取り入れた指導方法へのアドバイスを行う。
4. 必要に応じて他の小学校に派遣されている隊員と連携した活動や周辺校の巡回指導の実施等。
なお、物理・化学・生物の科目は問われていないため、隊員の専門分野に関する活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
理科実験室、薬品、器具:試験管、フラスコ、ビーカー、顕微鏡(数は少ない)、人体模型など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
Grade5~8理科教員:4名(男性3名、女性1名、20~30代)
活動対象者:Grade5~8の生徒約530名
約50人/クラス、各学年2~3クラス
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:配属先学歴レベルとの調和のため
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:同僚への指導が必要なため
[汎用経験]:
・理科実験の経験や薬品・器具の知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(9~27℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
エチオピアの小学校ではGrade1~6はアムハラ語、Grade7~8は英語で授業を行うため、活動使用言語もそれに準ずる。生活使用言語はアムハラ語。アムハラ語は赴任後の現地訓練にて学習する。断水、停電ともに週数回程度。