要請番号(JL50625B04)


・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
アラート病院
3)任地( アディスアベバ ) JICA事務所の所在地( アディスアベバ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当病院は医師160名、看護師550名、25の診療科を有する連邦政府直轄の3次医療機関である。90年の歴史があり、当初はハンセン病療養所として設立された公立病院である。現在は総合病院として、救急・救命、整形外科・外傷、リハビリテーション(義肢・装具、理学療法、作業療法、心理社会的サービス)、形成外科、内科、精神科、産婦人科、小児科、一般外科、歯科、眼科などのサービスを提供している。約15の病棟があり、毎日約1,500人の外来患者に医療サービスを提供している。配属先には、日本やタンザニアなどで実施されたJICAのカイゼン・トレーニングに参加したスタッフが2名在籍しているため協働しやすい環境である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
公立病院は治療費が安く一般の方が広く利用する病院であるものの設備やサービスの質、衛生面などは私立病院と比べると見劣りしてしまうのが現状である。病院は感染予防や医療事故防止、スタッフの教育の重要性は理解しているものの、予算や人手不足などの理由から有効な改善策を打ち出せずにいる。一方JICAはエチオピアで長年にわたりカイゼン活動を民間企業等へ持続的に普及させる仕組みの確立に取り組んでおり、保健省も5S‐カイゼンを医療の質を向上するための重要な取り組みと位置付けている。しかし現場レベルでは理解度や知識に差があり、5S‐カイゼン活動の取り組みは十分に実施されておらず、多くの課題が残されている。そのため隊員には上記課題の解決に貢献することが期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
隊員は、同僚と協力して以下の活動を行う。
1. 5Sの手法を活用しながら感染管理技術の改善や医療事故防止を推進する。
2. 患者や患者の家族への健康・衛生教育を実施する。また同僚看護師に対して患者教育についてアドバイスする。
3. 院内を観察し、課題やニーズを見つけ、同僚とともに改善に取り組む。
4. 医療事故の防止、業務効率や職場環境の改善を目的とした5S‐カイゼン活動を全ての診療科で推進する。
5.上記4.を推進するため職場カイゼンチーム(WIT:Workplace Improvement Team)の組織化、実施計画の立案を支援する。
6.下位医療施設(1次・2次医療施設)に対し、カイゼンにかかる指導助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
各種医療機器・用品、カルテファイル、掃除用具、文房具一式、コンピュータ
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:病院長、医局長、Quality Improve Team長30代男性、他医師160名、看護師550名他
対象者:病院スタッフ、実習生(医学生、看護学生)、患者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:病院での活動となるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(9~27℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
生活使用言語はアムハラ語となります。アムハラ語は現地到着後、現地訓練にて学習します。断水、停電ともに週数回程度。エチオピア保健省と免責にかかる合意文書を締結していないため、身体への侵襲行為は一切行いません。