要請番号(JL51225B05)
募集終了
| ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ビリワ職業訓練校
3)任地( セントラル州ムファンツィマン市ビリワ ) JICA事務所の所在地( アクラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1974年設立の職業訓練校。自動車整備、服飾、PCハードウエア、建築など10のコースを開講している。中学校卒業の生徒を受け入れ、高等学校に準じる教科と、各専門コースに応じた職業技能を教える。課程は原則3年で、全寮制。生徒数は約2,000名、教員数約100名で、国内最大級の訓練校のひとつ。1990年代から通算で10名以上の協力隊員を受け入れている。現時点では自動車整備隊員が活動中(2026年4月まで)。
卒業生は各分野における職人・作業員として現業に就くことが期待される。一部の成績優秀者は大学に進学し、エンジニアを目指すこともある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ガーナでは経済活動の8割を零細起業・個人事業主(いわゆるインフォーマルセクター)が占め、安定的な雇用をもたらす中規模以上の企業は極めて限られている。卒業生にとって企業への就職は必ずしも現実的な選択肢ではなく、専門性を活かすためには独立起業を試みざるを得ない。政府もこのような状況を認識し、職業訓練校においてもアントレプレナーシップ(起業・経営の初歩)についての教育が開始されたが、実践的な教授ノウハウが不足しているため効果が限られている。
これら現状を少しでも改善し、職業訓練校卒業生の経済的な自立を促進することを目的に、協力隊員の派遣が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚教員等と共にアントレプレナーシップ教科(全コース共通科目)を担当し、個人経営者に必要なマーケティング、収支管理、目標管理などの初歩について教える。
・現地の事情に合わせたビジネスのあり方を同僚や生徒と共に考えていく必要がある。
・学力が高くない生徒も少なくない。「同業他社との差別化を考える」「支出と収入をきちんと記録し、利益を確保できる売価を設定する」といった基礎固めが重要。
・ロールプレイなど実践的な活動を導入できれば効果的と考えらえる。
・電子マネー、銀行など金融サービスの活用やKAIZEN活動についても推進できればなおよい。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ホワイトボード、黒板等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
共通科目学科長(大卒、経験14年)
同僚教員(大卒、専門学校卒等) 3名
活動対象者:
各コースの生徒 計約2,000名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・営業や販促、商品開発の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
生活使用言語は主にファンティ語。赴任後に現地語学訓練を実施予定。
断水が多い地域にあるため、生活用水の確保には工夫が必要。停電は不定期に起こるが数時間程度で復旧することが多い。
