要請番号(JL51523A21)
募集終了
5代目
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
労働・社会保障省児童局
2)配属機関名(日本語)
ケリチョ更生学校
3)任地( ケリチョ郡ケリチョ ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国内に9ヶ所ある更生学校の一つである同施設は薬物使用や窃盗などの犯罪に関わった12~15歳の男子を、裁判所の判決に基づき最大3年間収容している。施設では、衣食住の提供と社会復帰を目的とし、炊事や洗濯などの生活力の習得および、基礎学力を養うための授業を実施している。Grade4(日本の中学校1年)の学力に達すると、別地域にある職業訓練を提供する更生学校へ転学するケースもある。同敷地内には、警察に保護または補導された子どもを裁判所の判決や身元調査が完了するまで一時拘置する施設(リマンドホーム)があり、職員は両方の施設で業務している。2010年~2023年までに、4名の青少年活動隊員が活動した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同施設では、罪を犯した子供に対し、裁判所の判決を受けた後、衣食住の提供と社会復帰を目的とした初等教育を行っている。現在は、5名の教員が配置されており、12~15歳の男子を対象に、ケニアの教育制度に則った教育(英語、スワヒリ語、算数、理科、社会、体育)を行っている。隊員には配属先教員との協働を通し、日本での教育現場での経験を活かした教育の質の向上、日中に行われている授業以外にも、隊員の趣味や特技(各種レクリエーション、スポーツ、工作、音楽など)を活かした課外活動も期待されている。これまで活動した隊員は、アートセラピーや身近な材料を使用した教材作成などを導入し、学びから離れていた子どもに学習する楽しさを伝えるアクティビティを行った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員の経験と施設の現状、ニーズを照らし合わせ、配属先職員と共に以下の活動を行う。
1.配属先の同僚と共に担当可能な基礎教育(英語、算数、理科、社会、体育)の授業を行う。
2.配属先での日常生活を支援しながら、子供たちの生活指導を行う。
3.隊員の趣味や特技(各種スポーツ、工作、音楽など)を活かした放課後の活動を行う。
4.その他、配属先運営に関わるサポートを可能な範囲で実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、教室、運動場など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:施設長(男性40代)、教員3名他、農園スタッフ、キッチンスタッフ、清掃スタッフ
活動対象者:配属先職員、施設で生活する子ども約50名
更生学校 男子(12~17歳の男子)
一時拘置施設 男子・女子(7~17歳)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スワヒリ語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:活動に実務を伴うため
[汎用経験]:
・困難を抱える青少年との活動経験(2年以上)
・青少年の更生・保護、社会復帰に関する活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
更生学校:リハビリテーション・スクール
配属先での活動以外にも、隊員の経験や知識を児童局が管轄する国内の施設で活かすために、定期報告書(英文)の提出や意見交換への参加、アドバイスも求められている。