2025年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL51525A04)
募集終了

国名
ケニア
職種コード 職種
G101 青少年活動
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
5代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2
授業風景 授業用の教科書

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

労働・社会保障省

2)配属機関名(日本語)

キリギティ女子更生学校

3)任地( キアンブ郡キアンブ ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はケニア国内に2か所ある女子更生学校(日本の少年院)の一つである。配属先には、家出や素行不良、万引きなどの犯罪により警察に保護、補導され、裁判所により更生が必要であると判断された13~18歳の女子が収容されている。収容後は受理分類センタ-(日本の鑑別所)に3か月ほど滞在し、その間に学力や再犯リスクなどの評価査定が行われ、再犯リスクが高いと判断された生徒は併設された更生学校に最長3年収容される。収容後は社会復帰や更生を目指し、初等教育および職業訓練(洋裁・美容師)を受ける。前任の海外協力隊(以下、隊員)は、基礎的な英語・算数の授業および課外活動として音楽やスポーツ、手工芸を実施していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先に収容されている生徒は、貧困や虐待、育児放棄などの複雑な家庭環境から、初等教育を終了しておらず、精神的なサポ-トを必要とする生徒が多い。初等教育プログラムを実施する施設ではあるが、予算や教員の不足により、教育機会の提供が十分にできていない。前任の隊員は、ケニアの統一学力テスト対象生徒を中心に、基礎的な英語や算数を担当しつつ、夜間や空いた時間で自習できるように、教科書の貸し出しや、オープンセッションの時間を創出し、生徒の学力を引き出すような取り組みを実施した。勉学が得意でない生徒には、音楽やスポーツ、手工芸の時間を通して、自己肯定感や、達成感、コミュニケーションスキルの向上を目指していた。引き続き、生徒個人に寄り添った指導の期待と教育機会を提供できる人材を期待し、後任の要請となった。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

更生学校に収容されている生徒に以下を実施する。
1. 基礎的な英語・算数のクラスを担当する。
2. ライフスキル向上につながる音楽やアート、スポーツなどを課外授業に取り入れる。
3. 上記以外にも子ども達の更生・社会復帰につながる活動のアイディアがあれば、配属先と相談の上、実施する。
4. コミュニケーションスキルの向上、継続的な支援を実現するため、地域の支援者とのイベントやクラスを提案、実践する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、黒板、事務机、足踏みミシン(職業訓練用)、ベーカリー

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
配属先長(女性)1名、副施設長(女性)1名、校長(男性)1名、教員2名、福祉担当4名、他警備員
活動対象者:
13~18歳の女子、約30名
(更生学校約20名、受理分類センタ-約10名、変動あり)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

スワヒリ語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(教諭免許(校種・教科不問))
    (小学校教諭)

[性別]:(女性) 備考:女子を対象とした活動のため

[学歴]:(大卒) 備考:教員免許が必要なため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:児童及び同僚への指導のため

[汎用経験]:

 ・困難を抱える青少年との活動経験(2年以上)

 ・青少年の更生・保護、社会復帰に関する活動経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~25℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】