要請番号(JL51525A14)
募集終了



・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
カジアド郡教育局
2)配属機関名(日本語)
AIC女子寄宿学校
3)任地( カジアド郡カジアド ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
全校生徒564名(2025年3月現在)の女子の寄宿制の公立小学校である。ケニアの公立小学校は通学・男女共学が一般的であるが、カジアド郡は、集落同士が離れており通学が難しく寄宿学校が多い。遊牧民族のマサイが多い地域であり、家庭の事情で就学が遅れる子どもが多く、在籍する生徒は6~18歳までと幅広い。また、全校生徒のうち1割に相当する生徒が、家庭内暴力やGBV(ジェンダーに基づく暴力)の被害者として保護され、保護施設としての役割も果たしている。過去にJICA海外協力隊(以下、隊員)の派遣はないが、2023年に「GBV 撤廃に向けた地方行政能力推進プロジェクト」と連携し、隊員達も専門家と協働して被害者生徒に向けたスポーツイベントを実施した経緯がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ケニアでは体育は必修科目であるが、教員養成が進んでおらず、用具が不足している等の理由から、実際に実技の授業に取り組んでいる学校は少ない。配属先では他の教科と兼任しながら、数名の教員が体育教科を担当している。ケニアでは女子児童・生徒が表立ってスポーツに親しむことが難しく、スポ-ツを楽しめる環境が少ない中、配属先はスポーツを通じた女子のエンパワメントを目指しており、より充実した授業実践を期待しての隊員の要請となった。サッカーやバレーボール、ハンドボールといった人気のあるスポーツの実践だけでなく、身体運動を通じて、規律や、相手を尊重すること、チームワークなどが学べる競技や種目の導入が求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚教員と内容について相談しながら以下を行う。
1. 少ない用具で楽しめる授業を提案し、実践する。
2. 規律やチームワーク、自己表現について学べる授業を実施する。
3. 学校内外の支援者の協力を仰ぎながら、保護されている児童・生徒のエンパワメントになるイベントを企画し、実施する。
4. 上記以外にも活動のアイディアがあれば、配属先と相談の上、実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
職員室、机、運動場、バレーボール用ポール、サッカーゴール枠、ネットボールゴール、各種ボールひとつづつ
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
校長(女性)、教頭(女性)、体育科兼任教員(男女)4名他
活動対象者:
女子児童・生徒(6~18歳)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スワヒリ語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(保健体育))
[性別]:(女性) 備考:女子生徒が対象のため
[学歴]:(大卒)体育 備考:教員免許が必要なため
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・青少年を対象とした活動経験(2年以上)
・困難を抱える青少年との活動経験(2年以上)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)