要請番号(JL51525B14)


・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
聖ジョセフ・アラマノ・ワチョロ男子中等学校
3)任地( エンブ郡ムウェア ) JICA事務所の所在地( ナイロビ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は公立の男子中等学校であり、16~19歳(日本の高校1年生~3年生相当)の生徒約260名が寄宿生として通っている。各学年1~2クラスあり、1クラスあたり40~45名程度である。教職員数は19名および正規雇用前の大学生数名である。時間割は、1日9コマ、1コマ40分で組まれている。本校は、KCPE(Kenya Certificate of Primary Education)と呼ばれる統一試験にて、ある程度優秀な成績を収めた生徒が入学できるExtra County Schoolsの1つである。生徒は、エンブ郡以外でも、近隣のニエリ、ムランガ、キアンブ郡出身の生徒もいる。これまで本校含め、Extra County Schoolsに隊員の派遣実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2025年よりCBC(Competency Based Curriculum)と呼ばれる新学習指導要領が本格的に導入され、ケニアの中等学校では、就職に繋がりやすいとされるSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)教育が重要視されている。しかしながら、寄宿制の学校特有であるルールや規律が比較的厳しいこと、また、現地教員が黒板に板書し解説していくような伝統的で一方的な授業形式が一般的であることから、生徒の学習意欲を向上させることが難しい状況である。隊員には、生徒の主体性を重視し、授業の質の向上と生徒の学習意欲向上につながるような授業実施と、そのために教員と生徒のよりよい関係を構築するための見本を示すことが期待されており、隊員の要請に至った。くわえて、寄宿制であることから課外時間も多くあり、隊員の趣味や特技を生かした活動も期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
校長、教員と相談の上、以下の活動を行う。
1. 主に2~4年生(日本の高校1年~3年生相当)の数学の授業を担当し、生徒の学力向上に貢献する。
2. 隊員の趣味や特技を活用して指導できる課外活動(スポーツ、日本語教育、音楽、美術、手工芸等)に取り組む。
3. 生徒の学力・意欲の向上、教員の生徒指導・対応の向上につながると思われる活動を配属先に提案し、実践する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室、黒板、チョーク、教科書、職員室の事務机、椅子
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
校長(男性50代)、教頭(男性40代)、教員17名(学士、30~50代が中心、ほとんど男性)、大学生アタッチメント(教育実習)数名、事務員やキッチンスタッフ・用務員等若干名
活動対象者:
高校1年生~3年生の男子、約260名(16~19歳)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スワヒリ語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:(男性) 備考:男子校であるため
[学歴]:(大卒)教育学 備考:同僚と学歴を合わせるため
[経験]:(指導経験)5年以上 備考:授業を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)