2022年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL52722A09)
募集終了

国名
ナミビア
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育・芸術・文化省

2)配属機関名(日本語)

ドナテス小学校

3)任地( オチョソンデュパ州オチワロンゴ ) JICA事務所の所在地( ウィントフック )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は首都から北部に向かう幹線道路沿いにある州都(オチワロンゴ市/人口約40,000人)にある小学校。同市は首都から北部と西部に向かう交通の分岐点となっている。配属先は町の中心部に位置し、グレード0~7年生(日本の年長クラス~中学1年生に相当)の児童が通う。全校児童は約1300名、各学年は4~5クラス。全職員数41名、年間予算は約320万円
※初等教育分野隊員の活動情報(https://www.jica.go.jp/namibia/office/others/volunteer/index.html)

【要請概要】

1)要請理由・背景

ナミビアの教育現場の課題として、教員の授業スキルが十分とは言えず、生徒への発問も、考えさせる間もなく答えを伝えて一方的な説明となったり、板書をノートに写すことが授業の中心となっていることがあげられる。特に算数では低学年時に数の概念が習得できず、高学年になっても指を使ってカウントする児童が散見され、学習内容が理解できず、算数の単位を落として留年する児童も多い。また、小学校修了時(グレード7年生)の算数の習熟度は41%とかなり低い状況である。「第5次国家開発計画」では「能力が高く、健全な人材育成」が目標の一つと掲げられ、基礎教育の分野では識字率と計算力の強化が戦略の一つとなっており、現状を改善し、教育の質の向上に向けた支援が求められ要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.初年度はグレード4~7(小4年~中1程度)の算数の授業を担当する。(数の概念の定着に向け、教具を取り入れた生徒が分かりやすい授業を行う。) 2年目からは、現地教員と共にグレード1~3年生(小1~3年)の算数を指導予定。
2.同僚教員の教授能力強化に向けたサポートを行う。(教材を利用した授業方法の紹介や教材作成のアドバイスなど)
3.ICTの授業を担当する。(基礎的なコンピューター操作指導が求められている)
4.市内および近隣の小/中高校、教育事務所に派遣される隊員との連携活動が期待されている。(教員向け研修や感染症予防啓発活動などを隊員や配属先関係者と協働しながら実施することを想定)

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務機器一式(コピー機、プリンターなど)はあるが、指導教材(美術・体育・音楽を含む)は十分ではないため、現地の物品と自身のアイディアで製作が必要。草の根人間の安全保障無償資金協力にて、建設の教室あり。

4)配属先同僚及び活動対象者

校長 女性 50代
同僚教員 37名(男性3名/女性34名) 20~50代
うち、算数教員 2名(男性1名/女性1名、教員経験15~18年) 30~40代。 ICT教員 1名(女性教員経験14年)30代
秘書・校務員 4名
グレード1~7年の生徒(小学校1年~中学校1年相当)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(指導経験) 備考:指導に求められるため。

[参考情報]:

 ・指導経験は1年以上が望ましい。

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

現在、オチワロンゴ市内の公立小学校(2校)と教育事務所に海外協力隊を複数代に渡り派遣し、生徒の算数・数学の習熟度の向上と教員の指導の質の向上を目指した隊員派遣を実施中。今後、小学校(1校)と中高校(1校)が追加予定。