要請番号(JL52722B12)
募集終了



2代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・芸術・文化省
2)配属機関名(日本語)
オチョゾンジュパ州教育事務所
3)任地( オチワロンゴ ) JICA事務所の所在地( ウィントフック )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は首都から北部に向かう幹線道路沿いにある州都(オチワロンゴ市/人口約40,000人)にある教育事務所。配属先は町の中心部に位置し、小学校や中高校において質の高い教育の提供を目指し、管轄する81校に対する教員の能力向上に向けたワークショップや学校巡回を通じた授業のモニタリング・評価を実施している。全職員数は37名。年間予算は2900万円。
※初等教育分野隊員の活動情報(https://www.jica.go.jp/namibia/office/others/volunteer/index.html)
【要請概要】
1)要請理由・背景
ナミビアの教育現場の課題として、教員の授業スキルが十分とは言えず、生徒への発問も、考えさせる間もなく答えを伝えて一方的な説明となったり、板書をノートに写すことが授業の中心となっていることがあげられる。特に算数では低学年時に数の概念が習得できず、高学年になっても指を使ってカウントする児童が散見され、学習内容が理解できず、算数の単位を落として留年する児童も多い。また、小学校修了時(グレード7年生)の算数の習熟度は41%とかなり低い状況である。「第5次国家開発計画」では「能力が高く、健全な人材育成」が目標の一つと掲げられ、基礎教育の分野では識字率と計算力の強化が戦略の一つとなっており、現状を改善し、教育の質の向上に向けた支援が求められ要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚職員と共に以下の活動を行う。
1.学校を巡回し、授業のモニタリングを通じて、生徒が分かりやすい授業を受けられるためのアドバイスを教師に行う。
2.配属先が実施する教員セミナーへのアドバイスを行う。(教師が生徒の学習能力を引き出せるよう、教材を利用した授業の提案や授業研究の実施に向けたサポートを行う。)
3.複式学級(町から遠距離にある地域の学校)に対する授業の質の改善に向けたアドバイスを行う。
4.オチワロンゴ市内の小学校、中高校に派遣中の隊員と連携し、教員研修(授業研究/教材作成ワークショップ)や女児童に対する衛生教育イベントなどを協力して実施することが期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
基本的な事務機器一式(コピー機等)
指導教材等は十分にない
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先管理職 3名(男性2名、女性1名) 40代
同僚(指導主事) 11名(男性5名、女性6名) 20代~50代
その他の同僚 23名(男性10名、女性13名) 20~50代
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導が求められるため。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現在7名の小学校教育隊員が活動中であり、ナミビア国の算数教育の向上を目指している。