要請番号(JL52722B16)
募集終了



1代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・芸術・文化省
2)配属機関名(日本語)
エリファス ゴセブ小学校
3)任地( ウサコス ) JICA事務所の所在地( ウィントフック )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
任地は首都から西(大西洋)に向かう幹線道路の中間地点、ウサコス町(人口約3500名)にある小学校。同地域は山に囲まれ、ナミビア国内でも暑さが厳しい地域として知られている。配属先は町の郊外に位置し、グレード0~7(日本の年長クラス~中学1年生に相当)の生徒が通う。全校生徒は約640名、各学年は2~3クラス、年間予算は約90万円。現在、隊員(2021-1)が活動中。
※初等教育分野隊員の活動情報(https://www.jica.go.jp/namibia/office/others/volunteer/index.html)
【要請概要】
1)要請理由・背景
ナミビアの教育現場の課題として人口増に準じた児童の増加に対し、教室や教員免許を持つ教員数が不足しているため授業内容の質は十分とは言えず、教員が書いた板書をノートに写すことが授業の中心となっていることが挙げられる。特に算数では学習初期の時点で数に関する概念が十分に定着していないため、進級による学習レベルについていけず留年する児童が多く、さらには小学校修了時(グレード7)の算数の習熟度は41%とかなり低い状況である。「第5次国家開発計画」では「能力が高く、健全な人材育成」が目標の一つとして掲げられ、基礎教育の分野では識字率と計算力の強化が戦略の一つとなっており、現状を改善し教育の質を向上させる支援が求められ要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.初年度はグレード4~7(小4年~中1程度)の算数の授業を担当する。(算数においては、数の概念の定着に向け、教具を取り入れた生徒が分かりやすい授業を行う。) 2年目からは、現地教員と共にグレード1~3年生(小1~3年)の算数を指導予定。
2.同僚教員の教授能力強化に向けたサポートを行う。(教材を利用した授業方法の紹介や教材作成のアドバイスなど)
3.可能であれば、図工やコンピュータのクラス(基本的な操作方法指導)の担当も期待されている。
4.市内の小学校や中学校に派遣される隊員との連携活動が期待されている。(学校間交流の促進や教員向け研修の支援などを想定。)
5.感染予防に向けた手洗い指導などの衛生教育の実施も想定されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
基本的な事務機器一式(コピー機等)
指導教材等は十分にない
4)配属先同僚及び活動対象者
校長 男性50代
同僚教員 12名 20~40代
秘書1名、用務員6名
グレード1~7の生徒(小学校1年生~中学校1年生相当)
約640名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導が求められるため。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(10~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現在7名の小学校教育隊員が活動中であり、ナミビア国の算数教育の向上を目指している。