2021年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL53921A03)
募集終了

国名
南アフリカ共和国
職種コード 職種
G159 数学教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

基礎教育省

2)配属機関名(日本語)

算数科学技術アカデミー(イジンバリ初等・中等一貫校)

3)任地( ムプマランガ州ゲート・シバンデ郡アムステルダム ) JICA事務所の所在地( プレトリア )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

2014年に州教育省傘下に設立された教育アカデミーは、州内101校の初等・中等校を対象に理数科教員の能力強化を行っている。同アカデミーの年間予算は、8百万ランド(約6,000万円)で、主に州内の教員の研修費用として使用されている。同州では理数科目の成績不振が問題視されており、その一因が教員の能力不足であるとされてきた。それに対してムプマランガ州では、州内4県それぞれにハブとなる1校を、その下に25校の関連校を定め、教員はハブ校にて定期的に研修を受けている。隊員は、このハブ校の1つの寄宿学校に配属され、アカデミー本部と連携しながら、算数(数学)教員の能力向上に取り組む。

【要請概要】

1)要請理由・背景

南アフリカにおいて質の高い教員養成が行われ始めたのは近年になってからであり、現在現場で活動している多くの教員は十分な教員養成訓練を受けていない。特に初等教育においては、生徒を巻き込んだ授業を行う必要があるが、実際には多くの場合において、教師から生徒への一方通行の授業となっている。配属先では定期的にハブ校にて教員向けワークショップを実施し、能力強化に取り組んでいるが、各学校におけるモニタリングは十分とは言えない状況である。そのため、JICA海外協力隊員には、サブ・ハブ校において、教員の能力向上と電子機器の活用等に取り組むために、支援要請が挙げられた。また、生徒の学力向上に対する支援も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

JICA海外協力隊員は、同僚教師と共に以下の活動を行う。

1. 4~12年生に対する学習者主体の算数(数学)の教授について、教員に教授法等のアドバイスを行い、生徒の理解度の向上を図る
2. 現地教師が既存のe-resources(音声やビデオ、練習問題や教授用資料などのデジタルリソース)を活用できるように
するための支援等

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務スペース、理科室、テキストブック、コンピュータ室、電子ボード等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長(男性、50代、大卒(数学系))
算数(数学)教師5名(男女、20~50代)
活動対象者:4~12年生(男女、約600名)及び同僚教師

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))

[性別]:(男性) 備考:治安上の理由

[学歴]:(大卒) 備考:配属先同僚と同等

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:現職教員に対して指導を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(4~26℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

治安に関しては、安全三原則「目立たない」「行動を予知されない」「用心を怠らない」の犯罪防止対策を取れば、被害に遭うリスクを下げることができる。