【配属機関概要】

3）任地（ ルウェロ県ンデジェ ） JICA事務所の所在地（ カンパラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

首都から北へ約40㎞、首都からも近く、ンデジェ大学など教育機関が多い町にある、1912年にキリスト協会によって設立された公立の幼稚園併設小学校である。幼稚園は3学年制、小学校は7学年制。全校児童数900名(各学年100名前後 寮生と通学生の混合)、教員数約20名。校長・副校長・教頭・副教頭・時間割担当・課外授業数管理担当・図書館担当などの校務分掌が存在する。過去にイギリスからの援助を受けていたこともあり、教員の派遣や寄付された遊具がある。2021年10月から2代目JICA海外協力隊員の派遣実績があり、引き続きの要請となった。近隣校にも小学校教育職種で派遣実績あり。

【要請概要】

1）要請理由・背景

1997年より小学校教育が無償化され、急速に就学率が向上した。一方で、教員、教室、教材などの供給が追いついておらず、教育の質が低下した。算数の授業は、暗記中心の授業の為、数や単位の概念など基礎理解が不足しており、改善が求められている。体育科、図画工作科、音楽科は青少年の健全な情操育成の為の重点科目に位置づけられているが、教員は経験が浅く、指導方法が確立されていない。卒業試験科目に含まれていない為、ほとんど実施されていない。以前の隊員は算数の授業において反復練習を取り入れるなど基礎学力の定着と体育の実技授業を行っていた。ミュージカル、ダンス大会を企画するなど、課外活動にも取り組んでいた。コロナ禍の影響により、長期間の学校閉鎖を経て、2022年1月より学校が再開している。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.小学校中学年(4-5年生)の児童に対して、算数の授業を行う。
2.算数の授業改善に向けて、視覚教材の作成等を行い、同僚とアイデアを共用する。
3.小学校低・中学年(1-5年生)の児童に対して同僚と体育の授業内容を考え、実施する。
4.同僚が他学校の教員から学ぶ機会を持てるよう、他の地域の同職種隊員と協力し勉強会やイベントを企画・実施する。
活動対象学年については、変則的となる可能性があり、赴任後配属先と協議し決定します。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

黒板、チョークなどの一般教具、グラウンド、ボール、長縄。

4）配属先同僚及び活動対象者

■配属先同僚:
・配属先長:女性(50代)
・ 同僚:約20名(30-40代)

■活動対象者:
・ 日本の小学生相当(1クラスの人数は50-70名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語は、現地語であるガンダ語が広く使われている。赴任後、現地語の語学研修を行う。
週に1,2回程度の断水・停電。