【配属機関概要】

3）任地（ ワキソ県チスビ ） JICA事務所の所在地（ カンパラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

首都から空港方面へ南約30㎞、ビクトリア湖畔近辺に位置する公立小学校(7年制)。1918年にキリスト教会によって創立。教員数14名。男女共学、生徒数約460名(うち寮生は約70名)。生徒は主に近隣地域から通っている。2015年9月に初代のJICA海外協力隊が派遣され、体育と音楽の授業を中心に実施し、 図工や算数の基礎理解向上などにも取り組んだ。2022年1月末から3代目の隊員が派遣されており、算数の基礎学力向上、体育の実技指導(陸上、球技、ダンス等)、生徒指導を中心に活動を行っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ウガンダでは小学校教育の無償化と人口増加に伴い生徒数が増加し、教室、教員、教材数が不足しており(1クラスの児童数は40-65人)、個々の児童の理解度に配慮した授業を実施するのが困難な状況にある。特に算数は、暗記が学習の中心となっているため、数や単位の概念など基礎理解が不足しており、改善が求められている。教師や教材の不足から、初代隊員が着任するまで体育・音楽・図工の授業は実施されていなかった。算数教育の質の向上及び体育を含む情操教育に関して教員は経験が浅く、指導方法が確立されていない。加えて卒業試験科目が優先されるため、授業が実施されていないのが実情であり、児童生徒の健全な情操育成の促進に資する活動や算数科等の教科授業法改善を目的として、引き続きJICA海外協力隊の要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 小学校高学年(4～7年生)の児童に対して、担当教員と共に算数・体育の授業を行う(1日合計3-4コマ、1コマ40分)。
2. 得意分野を生かし音楽、図工などの授業を行う。(週合計10-20コマ)
3. 算数の授業改善に向けて、視覚教材の作成等を行い、同僚とアイデアを共用する。
4. 日本文化紹介やスポーツなど、得意分野に応じて課外活動を行う。
5. 同僚が他校の教員から学ぶ機会を持てるよう、近隣の教育隊員と協力し勉強会やイベントを企画・実施する。
配属先での具体的活動内容は隊員の経験をもとに校長と話し合って決めることになる。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

黒板、定規などの一般教具、バレーボールコート、ネットボールコート、ボール数個。

4）配属先同僚及び活動対象者

■配属先同僚:
・配属先長(男性)、教員数14名 (教員養成校卒以上)

■活動対象者:
・日本の小学生相当(1クラスの人数は40-65名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・生活使用言語は英語、もしくは現地語の一つであるガンダ語。現地訓練期間に語学研修を行う。
・電気は月数回程度の停電の可能性があるが、比較的安定している。水源は断水時はあるものの水道の利用が可能。