【配属機関概要】

3）任地（ カプチョルワ県カプチョルワ ） JICA事務所の所在地（ カンパラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ウガンダ東部山岳地帯に位置するカプチョルワ県保健局は、人口10万人を有する同県の医療行政全般を担当し、治療・予防・啓発等の総合的医療サービスを提供している。管轄下には総合病院である県病院(年間予算は約3万USD)と18のヘルスセンターがある。県病院には、2008年以降、3名の薬剤師のJICA海外協力隊が、主に薬局部門の5S推進活動を目的に派遣されており、同保健局への派遣は今回が3代目となる。保健局長は県病院の院長も務めた人物であり、JICA事業やJICA海外協力隊員への理解は深い。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同配属先が管轄する県病院に2008年以降、薬剤師隊員が派遣されていたが、県病院を拠点に県内の他のヘルスセンターを巡回しての活動が求められているため、同配属先からの要請となった。これまで派遣されていた隊員は、5S推進活動の導入を行いながら、薬局機能の強化、薬剤の在庫切れによる患者負担の増加や治療の遅延等の解決に取り組んでいた。これまでのJICA海外協力隊員の活動の結果、県病院の薬局及びストア機能は他県の地域中核病院よりも秀でており、その成果を他のヘルスセンターレベルに拡大し、今後、ヘルスセンターを含む県の医療機関全体としての「薬剤の適正管理・使用」のための体制構築を推進、定着させるために本要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

県内及び近隣のヘルスセンターを巡回し、薬剤の適正管理を推進するため、以下の活動を行う。
1.県病院において、他ヘルスセンターのモデルとなるよう、薬剤の適正管理・使用の定着を図る。
2.シピ・ヘルスセンターにて他のヘルスセンター職員に対して研修を実施し、5S推進活動の導入・定着強化を図る。
3.在庫管理システムを利用し、医薬品の供給状況の把握を通じ県全体の医薬品在庫管理の質の向上を図る。
4.医療に関する正しい知識を普及させ、情報不足を解消するため、医薬品情報(Drug Information)業務の効率化を支援する。
5.その他、配属先が必要とする支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プリンター、デジタルカメラ

4）配属先同僚及び活動対象者

■配属先同僚:
県保健局長男性1名(40代)、県保健局検査員男性1名、
統計管理者1名、・県病院院長、事務長、看護師長、5Sマネージャー(CP) 各1名、薬剤師1名(CP)
■活動対象:
・ヘルスセンタースタッフ(巡回型という活動の性質上、上記の多くの職員と活動を共に行う)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・任地での生活使用言語は、英語もしくは現地語の一つであるサビン語。現地訓練期間に語学研修を行う。
・週に2 3回停電、断水あり。
・巡回型であるが、単車の使用は不可、配属先の車両で巡回を予定。