【配属機関概要】

3）任地（ イリンガ州イリンガ県 ） JICA事務所の所在地（ ダルエスサラーム市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

イリンガ市より約27㎞西方にある、1970年開業のローマカトリック協会イリンガ教区が設立に関わっている病院。県下の公立、私立のヘルスセンター10か所と診療所60か所から患者を受け入れている。産婦人科、小児科、神経科、眼科、歯科、放射線科、透析科のほか、臨床検査科、薬局がある。入院施設約200床。2021年までイリンガ県の指定病院だったが、現在はVolutary Agency Hospital (VAH)として保健省から予算措置を受けず、職員の配置を受けている。これまでJICA海外協力隊(看護師)の派遣実績があるほか、イタリアのNGOから医師や欧米の大学より短期で学生を受け入れている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

タンザニアは2019年までに5歳未満児死亡率が大幅に減少し、大きな改善がみられる一方、妊産婦死亡率はほとんど変化がなく、母子保健サービスの改善が急務となっている。このような状況の下、JICAでは「母子保健サービスの質向上プロジェクト」(2022-2027年)を実施しており、こうした動きに合わせてJICA海外協力隊も各地の中核病院の産婦人科で医療サービスの向上に携わることが期待されている。同病院ではRCH(Reproductive Child Health:性と生殖、子供の健康)部門のサービスの充実を目指していきたいとのことからJICA海外協力隊の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

RCH(Reproductive Child Health:性と生殖、子供の健康)部門で同僚助産師と協力して身体への侵襲行為を除く業務を行う。
1.産前産後に関する母親への教育、ケア。
2.予防接種に関する業務。
3.子供(0-5歳)の定期健康診断の実施。
4.5Sの視点から職場環境を向上できることがあれば、関係者と検討し実施する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

身長、体重計、施設(ベッド)等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:RCH部門助産師4名
活動対象者:RCH部門を訪れる母子約50名/日

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

タンザニア赴任後の研修でスワヒリ語を学習する予定。