【配属機関概要】

3）任地（ プワニ州チャリンゼ県 ） JICA事務所の所在地（ ダルエスサラーム市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

1989年に設立された男女共学の中等学校で、O-レベル(1-4年生)とA-レベル(5-6年生)を設置している。生徒数は1403人(Oレベル:728人、Aレベル675人)で、全員が寮生活をしている。生徒の男女比は2対3で女子が多い。1、2年生は文系・理系両方の科目を学ぶが、3年生からは文理に分かれる。理系選択者は少なく、3年生になると化学は1クラス30人程度となる。学校には化学実験室があり、少ないながら器具や薬品もある。設立当初にデンマークからボランティアを受け入れた経験がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

タンザニアでは生徒の理数科離れは著しい。こうした背景には慢性的な教員不足に加えて、教材の不足や教師中心的な授業・手法がとられていることなどが挙げられる。 配属先も理系科目にも力を入れようとしているが、実際は2年生の終わりに多くの生徒が文系を選択する。また、2年生の国家試験で成績不振のため進級できずに退学する生徒も若干いるため、3、4年生で理系科目を選択する生徒は少なくなる。このような課題の改善のため、特に化学の指導ができるJICA海外協力隊の要請があった。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

同僚と協力し、以下の活動を行う。
1.主に1年生から4年生(日本の中学2年生から高校2年生相当)の化学の授業を担当。
2.必要に応じてテスト作成および採点。
3.その他、課外活動等も含め、配属先の要望や状況に応じた活動。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教科書、黒板、チョーク、実験室(器具、薬品)、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先教員:44人(女性27人、男性17人)、化学の教員は3名

生徒数:728人(1-4年生)、1403人(1-6年生、日本の中学校2年生から大学教養課程相当)

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・理科実験の経験や薬品・器具の知識

【地域概況】

【特記事項】

タンザニアの赴任後の研修でスワヒリ語を学習する予定。