【配属機関概要】

3）任地（ 南部州モンゼ郡モンゼ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ州ルサカ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 3.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

南部州モンゼに位置する公立の初等・中等学校で1～12年生(日本の小学校1年生～高校3年生に相当)の生徒約1,150人が在籍している。11年生クラスは2022年に増設、2023年には12年生が増設された。生徒数が多いため、初等学年は3交代制を採用、中等学年は2交代制で授業が行われている。配属先年間予算は約165万円である。2020年1月まで青少年活動隊員が活動していた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ザンビアでは就学年齢人口の増加により、初等学校内に中等学校クラスを増設し、初等・中等学校として運営されている。また、近年始まった公立の初等・中等学校の授業料無償化は生徒数の増加に拍車をかけており、配属先の人材不足は深刻であり、特に中等部高学年の化学を教えられる人材が期待されている。
同国では理数科教育の質向上、生徒の学力向上を目指しているが、理論偏重の傾向があり、生徒の主体性や考える力を育てるために、実験や副教材を活用した生徒の理解を促す教授法の実践が期待されている。生徒の学力向上および教師の授業力向上、同僚と教授法や授業計画の改善を共に実施するために隊員が要請された。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

8～12年生(日本の中学校2年生～高校3年生)の生徒及び配属先同僚を対象に以下に取り組む。

1.理科(主に化学)の授業(週12～18コマ程度、対象学年や分量は赴任時の教員配置状況、隊員の得意分野などを踏まえて決定する。)
2.身近な材料を利用した副教材実験道具の作成、効果的な教授法の研究、副教材作成及び教材研究の手法や実例紹介
3.他の教育分野隊員と協働した教員を対象としたワークショップ等の実施
4.初等学校クラスにおける算数能力向上のための支援

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
同僚64名(20～50代男女)、主に8～12年生の理数科の教員4名と関わる

活動対象者:
生徒約100～200名(8～12年生の生徒)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

2023年春募集にて、数学教育職種の隊員も募集中である。
赴任後、現地語学訓練(トンガ語)を行う予定である。