2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL56016B17)
募集終了

国名
ベナン
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

クッシ保健センター

3)任地( アトランティック県トッフォ市クッシ区 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ベナン国南部アトランティック・リトラル県トッフォ市に位置する区レベルの一次医療機関である。9村を管轄し、区人口は約18,000人、年間予算は140万円程度である。
医師は不在で、看護師・助産師各1名、看護助手2名の非常に限られた人員の中、月平均で約200件の診察と約50件の分娩、各種予防接種を扱っている。よって、センター外での啓発活動は住民保健委員会や各村の保健ボランティアに任せているところが大きく、十分に取り組めていないとの問題意識がある。
JICAボランティアを含み、これまで外国の援助を受けておらず、医療機材や設備は非常に乏しい。

【要請概要】

1)要請理由・背景

一度でもセンターに足を運んでくれた住民に対しては、看護師長を中心に継続した受診や乳幼児の予防接種について必要性やスケジュールを説明し、啓発を行っている。他方、自ら地域に出て啓発活動を行える時間は限られているため、ボランティアには、各村に配置されている保健ボランティアと協働し、センターへ足の向かない住民に対し、健診や予防接種に関する啓発を行うことが望まれている。また、薬草等を用いた伝統的医療が根付いているため、そのような背景に理解を示しながら、重篤化する前に医療機関を受診するよう促したいとの意向である。住民から避けられている訳ではないものの、より気軽にアクセスできるよう、センター全体としての活性化を目指し、架け橋となるボランティアの要請に至った。
よって配属先としては、医療分野での高度な専門性よりも、住民へ直接アプローチできる行動力とコミュニケーション力を望んでいる。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

住民保健委員会や各村に配置されている地元の保健ボランティアと協働し、以下に取り組む。
1.地域の生活様式を把握し、基礎衛生の向上に向けて可能な取り組みを導入する。
2.家庭訪問を通じて妊婦健診の受診を促し、その中で出会った問題点を配属先へ共有する。
3.乳幼児の母親を対象に、予防接種の重要性と接種スケジュールを伝達し、出会った問題点を配属先へ共有する。
4.その他、センターを活性化するためのアイディアを共有し、可能であれば実践する。

※活動上の移動手段は徒歩または自転車。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

なし

4)配属先同僚及び活動対象者

・看護師長(男性、30代)
・助産師(女性、30代)
・住民保健委員会メンバー
・各村保健ボランティア

活動対象は地域住民(特に妊婦、乳幼児の母親)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(女性) 備考:活動対象が主に女性であるため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

停電や断水が頻繁にあり、生活環境は厳しい。医療に関する専門性は求められないが、フットワークが軽く、行動力のある人材が求められている。地域に溶け込み、現地語も積極的に習得することが望ましい。