要請番号(JL56022A06)
募集終了
1代目
・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
ケトゥ視学官事務所
3)任地( プラトー県ケトゥ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる視学官事務所は、全国に85ある教育学区ごとに設置されている行政機関であり、管轄校・園の人事・財務管理、カリキュラム管理、小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行っている。ケトゥ視学官事務所は、ケトゥ市内の小学校162校(公立143校、私立19校)、幼稚園43園(公立10園、私立33園)を管轄している。年間予算は、約200万円。プラトー県は第2次小学校建設計画の対象県であり、日本の無償資金協力により建設された小学校がケトゥ市近郊にもある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンでは、2007年の初等教育無償化により就学率が大幅に改善されたが、教員の質や指導技術にはまだまだ課題があり、児童の学力向上が思うように進んでいない。近年では、幼児・初等教育省とJICAの間で締結した覚書に基づき、情操教育(図工・体育・音楽)や算数・理科の授業改善に取り組む隊員が派遣されてきた。その成果として、隊員が作成した図工指導書が教育省に認可され、教員向け研修会で活用されるなど好評を得ている。また、JICAの教育プロジェクトで作成された算数ドリルの導入による学力向上にも期待が高まっている。今回、初代隊員として教員向けに研修を実施する隊員の要請が挙がった。将来的に児童に直接指導する可能性がある。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と協議の上、活動計画を立案し、自身の得意なものを活かして、以下に挙げるような活動を行う。
ただし、COVID-19流行下にあっては、感染症対策の観点から、教員向け研修会の企画・運営をメインの活動とする(※)。
1.図工、体育、音楽、算数、理科等の中から指導可能な教科の指導支援
2.授業改善に向けたアイデアや身近にあるものを活用した教材の提案
3.配属先や学校関係者の主体的参加を見込む行事や活動の提案、企画・実施支援(例:運動会、展示会、発表会、コンクール、研修会等)
※COVID感染状況の緩和により、児童を支援対象とした活動内容に変更できる可能性あり
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。任地にあるものを工夫して使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
視学官長1名、教育指導主事3名、秘書1名、会計1名、運転手1名
活動対象者:
配属先管轄校の校長、教員203名(一回の研修で、一教室20名(最大)を想定。但し状況により変更あり。将来的には、児童含む可能性あり。)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:教員に指導するため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:教員に指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の足はバイクタクシーであるが、協力隊員は利用不可。任地では現地語であるナゴ語等が話される。高温多湿な気候下の徒歩や自転車での生活となるため、心身ともに自ら健康管理を行うことが重要になる。派遣時にはCOVID-19の状況により「予定されている活動内容」等に変更が生じる可能性がある。