要請番号(JL56022A08)
募集終了
・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
アラダ視学官事務所
3)任地( アトランティック県アラダ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる視学官事務所は、県都である人口約9万人のアラダ市に位置し、全国に85ある教育学区ごとに設置されている行政機関であり、管轄校・園の人事・財務管理、カリキュラム管理、小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行っている。年間予算は約317万円。アラダ視学官事務所は、アラダ市内の小学校171校(公立校110校、私立61校)、幼稚園94園(公立84園、私立10園)を管轄している。日本の無償資金協力事業「アトランティック県小学校建設計画」で県内の33校(アラダ市内12校)に対して、教室が増設された。今後、小学校教育隊員派遣によるソフト面での協力効果にも期待されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンでは、2007年の初等教育無償化後に就学率が大幅に改善した一方で、就学児童数の増加や教員・教室不足、学力格差等が原因する修了率が課題となっている。日本は、1996年から小学校建設を始め、上述の無償資金協力事業(引き渡し式2021年6月)では、人口増加が著しい同県の学習環境整備に協力した。教育分野の隊員については、2014年に幼児・初等教育省とJICA間で締結した覚書に基づき、児童への情操教育(図工・体育・音楽)及び算数・理科の指導強化や学力向上に取り組む小学校教育隊員が派遣されてきた。この度、同無償資金協力事業で建設され、引き渡し式が実施された小学校を拠点に、教員向けに研修を行う隊員の要請が挙がった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と協議の上、活動計画を立案し、自身の得意なものを活かしながら、以下に挙げるような活動を行う。
ただし、COVID-19流行下にあっては、感染症対策の観点から、教員向け研修会の企画・運営をメインの活動とする(※)。
1.図工、体育、音楽、算数、理科等の中から指導可能な教科の指導支援
2.授業改善に向けたアイデアや身近にあるものを活用した教材の提案
3.配属先や学校関係者の主体的参加を見込む行事や活動の提案、企画・実施支援(例:運動会、展示会、発表会、コンクール、研修会等)
※COVID感染状況の緩和により、児童を支援対象とした活動内容に変更できる可能性あり
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。任地にあるものを工夫して使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚10名:
視学官長1名、教育指導主事2名、会計、秘書、運転手等
活動対象者:
配属先管轄校の校長、教員291名 (一回の研修で、一教室20名(最大)を想定。但し状況により変更あり。最終裨益者は児童)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:教員に研修するため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:教員に研修するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の足はバイクタクシーであるが、協力隊員は利用不可。任地では現地語であるフォン語等が話される。高温多湿な気候下の徒歩や自転車での生活となるため、心身ともに自ら健康管理を行うことが重要になる。派遣時にはCOVID-19の状況により「予定されている活動内容」等に変更が生じる可能性がある。