2022年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL56022A09)
募集終了

国名
ベナン
職種コード 職種
G183 幼児教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/1 ・2023/2 ・2023/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

幼児・初等教育省

2)配属機関名(日本語)

アラダ幼児教育教員養成学校

3)任地( アトランティック県アラダ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、ベナンで唯一の幼稚園教員養成学校である。2007年にフランス開発庁によって建設された。2学年制で、初年度の学生は同校での理論の授業と現場実習、2年目の学生は現場実習のみとなり、各学年約300名が在籍している。年間予算は約500万円。他国の援助は受けていない。2017年6月まで、前任隊員が活動していた。配属先長は、JICA本邦研修に参加したことがあり、日本の幼稚園で見学した手遊びや歌、折り紙などの簡単なアクティビティで子供たちを喜ばせることのできる日本の幼児教育に感銘を受けている。現在は、帰国卒業生で構成される同窓会のメンバーで、JICAや協力隊に対する理解も大きく、非常に協力的である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ベナン国における幼児教育の現場では、教員の知識不足、経験不足などの理由から、幼児の興味・関心を引出したり、想像力や発想力を伸ばしたりしようという観点があまりない。同教員養成学校の校長は、学生を指導する教授陣が、視学官事務所や省庁の管理職の経験者ばかりで構成されているため、理論中心の講義であり、学生達の実践的な指導力の育成ができていないことを問題視している。また、学生が教育現場で即戦力として活躍し、幼稚園教員全体の指導力が向上することを望んでいる。特に、子供達の想像力や発想力を高めることができる情操教育科目の実技指導において隊員の支援が求められており、本要請に至った。前任者は2代目隊員として、手遊びや歌などの気軽にできるアクティビティを学生に紹介した。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

学生達の実践的な指導力向上を目指し、以下の活動を行う。
1.幼稚園現場に現存する道具や、身の回りの物を活用した図画工作等、授業の提案・実施
2.園児が楽しみながら体を動かすことができるコミュニケーション遊び、リズム遊び等、運動の提案・実施
3.子供の想像力を高めるような手遊び歌、模倣遊び、劇等のアイディアの共有
4.学生や同僚と協働し、近隣の幼稚園・小学校の教員を対象とした講習会の実施

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、テーブル。基本的には、任地にあるものを工夫して使用する。

4)配属先同僚及び活動対象者

・配属先同僚:
校長1名、教頭1名、会計1名、教授約30名

・活動対象者: 学生(約300名、19-25歳程度)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(幼稚園教諭)
    (保育士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:生徒や教員に指導するため

[経験]:(指導経験)2年以上 備考:生徒や教員に指導するため

[参考情報]:

 ・保育士(幼児経験あり)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

住民の足はバイクタクシーであるが、協力隊員は利用不可。任地では現地語であるフォン語等が話される。高温多湿な気候下の徒歩や自転車での生活となるため、心身ともに自ら健康管理を行うことが重要になる。派遣時にはCOVID-19の状況により「予定されている活動内容」等に変更が生じる可能性がある。