要請番号(JL56022B12)
募集終了
4代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
コメ視学官事務所
3)任地( モノ県コメ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となるコメ視学官事務所は、全国に85ある教育学区ごとに設置されている行政機関であり、管轄校・園の人事・財務管理、カリキュラム管理、小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行っている。同視学官事務所は、コメ市内の小学校112校(公立71校、私立41校)、幼稚園43園(公立27園、私立16園)を管轄している。コロナの感染拡大の影響でベナンの全隊員が退避一時帰国となったが、2020年3月まで同配属先を拠点に小学校教育隊員が2代が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンの初等教育就学率は、2007年の初等教育無償化を受け大幅に改善されたものの、教員の質や指導技術等にはまだ課題が残り、児童の学力向上への努力が続けられている。日本は1996年から小学校建設計画や教員養成校の建設によるインフラ面での支援を行い、JICA隊員については2008年頃から手洗い促進等の学校保健衛生の改善面で支援し、教育へのアクセスと質の改善に貢献してきた。2014年からは、ベナン幼児・初等教育省とJICAの間で締結した覚書に基づき、情操教育(図工・体育・音楽)や算数・理科の授業改善において隊員が尽力し、その成果として、隊員が作成した図工指導書が教育省に認可されるとともに、教員向け研修会でも活用され評価を得ている。2022年9月にはベナン教育省との上記覚書を更新する予定である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と協議の上、巡回し活動する学校を選定し、自身の得意な分野を活かしながら、学校関係者との協働で以下のような活動を行う。
1.図工、体育、音楽、算数、理科等の内から指導可能な教科の指導支援。
2.授業改善に向けたアイディアや身近にあるものを活用した教材の提案。
3.配属先や学校関係者の主体的参加を見込む行事やアクティビティの提案、企画・実施の支援(運動会、発表会、コンクール、研修会、体験型学習等) ※ただし、withコロナにおいては感染予防対策の観点から、状況に応じて教員を対象とした研修会の企画・実施を主体とする可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし(任地にあるものを工夫して活用)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚(人数等に変動あり):
視学官長1名(男性)、教育指導主事3名
他スタッフ(秘書、会計担当、運転手等) 30-50代
活動対象者:
配属先管轄校の校長(30-50代)、教員(25-50代)、児童(基本6-12歳)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:(女性) 備考:配属先の希望(前回男性のため)
[学歴]:(大卒)教育学 備考:教員に指導するため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:視学官事務所への配属となるため
(指導経験)2年以上 備考:教員に指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
停電や断水があるため、状況に応じた工夫が必要となる。住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用厳禁。よって主な移動手段は、徒歩、自転車あるいは、四輪タクシーとなる。