2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL56022B17)
募集終了

国名
ベナン
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

トリ・ボシト保健センター

3)任地( アトランティック県トリ・ボシト市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

トリ・ボシト保健センターは、ベナン南部のアトランティック県トリ・ボシト市(人口約74,400人)に設置された市レベルの一次医療機関でる。市内6ヶ所の区レベルの保健センターを管轄し、診療科(内科・外科)、産科、検査室、入院棟(産前・産後用)薬局を有し、医師、助産師、看護師、検査技師などが在籍している。同保健センターでの月平均の診察は一般約600件、以下月によるが産科健診約60-80件、分娩約35-50件、予防接種約200-300件他、家族計画や栄養改善等を行っている。他国や国際機関等からの援助はないが、地域の企業やNGOから資金援助を得て施設の改修工事などを行っている。2020-1次隊で看護師1名の派遣が予定されていたが、コロナ禍で派遣に至らず今回が新規の派遣となる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先のトリ・ボシト保健センターでは、慢性的な人手不足、予算不足といった要因もあり、診察や予防接種等の通常業務への対応に注力し、業務環境の改善(カルテや予防接種記録の整理等)やセンターに来訪する母子等利用者への必要な指導、地域での啓発が十分に行えていないことが課題となっている。また地域には、薬草等を用いた伝統的医療が未だ根付いており、近代医療に頼らず保健センターと距離を置く住民も少なくない。このような状況の中、隊員には予防接種や産前健診等の受診率向上、保健衛生や感染症の予防、栄養改善等に係る啓発、また、5Sによる同センターの業務環境の改善支援等が期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先長への相談の下、配属先及び活動先の双方関係者とコミュニケーションを図りながら、以下の活動を試みる。
1.配属先の課題やニーズを把握し、同僚と協力して5Sなどを活用し業務改善を図るとともに、利用者への健康教育を行う。
2.配属先管轄下の地域の保健センターに赴き、各種状況を把握するとともに、保健衛生、感染症予防対策、栄養改善、健診や予防接種の促進等に係る啓発を行う。
3.地域の小・中学校に赴き各種状況を把握するとともに、学校保健に関わる啓発(感染症予防対策等)やアクティヴィティ(手洗い・歯磨き等)を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし(任地や現場にあるものを工夫して活用)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:センター長・医師1名(男性40代)
助産師2名(30-40代)、看護師7名(30~40代)
看護助手9名(20~40代)
活動対象者:配属先、他保健センターの同僚及び利用者
小中学校の校長、教員、児童・生徒

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:複数の関係者間での調整が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

停電や断水があるため、状況に応じた工夫が必要となる。住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用厳禁。よって主な移動手段は、徒歩、自転車あるいは、四輪タクシーとなる。、新型コロナの感染状況に応じて、健康管理と感染予防対策は自己の責任との心積もりが必要である。