要請番号(JL56022B33)
募集終了


4代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
ロコサ視学官事務所
3)任地( モノ県ロコサ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる視学官事務所は、全国に85ある教育学区ごとに設置されている行政機関であり、管轄校・園の人事・財務管理、カリキュラム管理、小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行っている。ロコサ視学官事務所は、ロコサ市内の小学校130校(公立95校、私立35校)、幼稚園28園(公立19園、私立9園)を管轄している。年間予算は約270万円。JOCVは、小学校教育隊員が3代配属され、前任隊員が2020年3月まで活動した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンの初等教育就学率は2007年の初等教育無償化により大幅に改善されたものの、教員の質や指導技術等にはまだ課題が残り、児童の学力向上のための努力が続けられている。日本の支援としては、1996年からの小学校や教員養成校建設のインフラ整備とともに、2014年からは、幼児・初等教育省とJICAの間で締結した覚書に基づき、情操教育(図工・体育・音楽)や算数・理科の授業改善に取り組む隊員が派遣されてきた。その成果として、隊員が作成した図工指導書が教育省に認可され、教員向け研修会で活用されるなど評価を得ている。また、JICAの教育プロジェクトで作成された算数ドリルの導入による学力向上にも期待が高まる。前任者は3代目隊員として、図工や算数の指導支援に取り組んだ。今回、教員向けに研修を実施する隊員の要請が挙がった。将来的に児童に直接指導する可能性がある。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先関係者との協議の下、自身の得意な分野を活かして、以下のような活動を検討・実施する。
1.図工、体育、音楽、算数、理科等の中から指導可能な教科の指導支援
2.授業改善に向けたアイデアや身近にあるものを活用した教材の提案
3.配属先や学校関係者の主体的参加を見込む行事や活動の提案、企画・実施支援(例:運動会、展示会、発表会、コンクール、研修会等)
※ただし、Covid-19の感染状況により、活動対象を変更し、教員をメインとした研修会の企画・実施等に変更する可能性あり。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。任地にあるものを工夫して使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
視学官長1名、教育指導主事3名、秘書、会計、運転手等
活動対象者:
配属先管轄校の校長、教員311名(一回の研修で、一教室20名(最大)を想定。但し状況により変更あり。将来的には、児童含む可能性あり。)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:教員に指導するため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:教員に指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の足はバイクタクシーであるが、協力隊員は利用禁止。任地では現地語のフォン語等が話される。高温多湿な気候の下、徒歩や自転車移動を含んだ生活となるため、心身の健康管理が重要になる。派遣時にはCovid-19の感染状況により「予定されている活動内容」等に変更が生じる可能性がある。