要請番号(JL56022B34)
募集終了


3代目
・2023/1 ・2023/3 ・2023/4 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
アラダ幼児教育教員養成学校
3)任地( アトランティック県アラダ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、2007年にフランス開発庁により建設されたベナン国内唯一の幼稚園教員養成学校である。2学年制で、1年目は同校での理論の授業と現場実習、2年目は現場実習のみとなり、各学年約300名が在籍している。年間予算は約500万円で、他国からの援助はない。配属先長は、JICAの本邦研修の経験者であり、日本の幼稚園で見学した手遊びや歌、折り紙などの簡単なアクティビティで楽しく子ども達を育てる日本の幼児教育に感銘を受けている。現在は、帰国卒業生からなる同窓会のメンバーで、JICAや協力隊員に対する理解もあり協力的である。2017年6月まで前任隊員が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンの幼児教育の現場では、教員の知識不足、経験不足などの理由から、幼児の発達と成長に応じて興味・関心を引き出し、想像力や発想力を伸ばすといった教育支援があまり浸透していない。同教員養成学校の校長は、教授陣が視学官事務所や省庁の管理職の経験者であるため理論中心の講義となり、学生達の実践的な指導力の育成が不十分であることを課題視している。また、学生が教育現場で即戦力として活躍し、幼稚園の教員全体の指導力が向上することを望んでいる。このような状況下、子ども達の想像力や発想力を高める情操教育の実技指導について隊員の支援が求められている。前任者は2代目隊員として、手遊びや歌など気軽にできるアクティビティを学生達に紹介する活動を行った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
学生達の実践的な指導力向上を目指し、以下の活動を行う。
1.幼稚園現場にある道具や身の回りの物を活用した図画工作等の提案と実施。
2.園児が楽しみながら体を動かすことができるコミュニケーション遊び、リズム遊び等のアクティビティの提案と実施。
3.園児の想像力や発想力を高める手遊び歌、模倣遊び、劇等のアイディアの共有と実施。
4.学生や同僚と協働し、近隣の幼稚園・小学校の教員を対象とした講習会の実施。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、テーブル。基本的には、任地にあるものを工夫して使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:
校長1名、教頭1名、会計1名、教授約30名
・活動対象者: 学生(約300名、19-25歳程度)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
(保育士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:生徒や教員に指導するため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:生徒や教員に指導するため
[参考情報]:
・保育士(幼児経験あり)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の足はバイクタクシーであるが、協力隊員は利用禁止。任地では現地語のフォン語等が話される。高温多湿な気候の下、徒歩や自転車移動を含む生活となるため、心身の健康管理が重要になる。Covid-19の感染状況により「予定されている活動内容」等に変更が生じる可能性がある。