要請番号(JL56023A02)
募集終了
1代目
| ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
イファニ視学官事務所
3)任地( プラトー県イファ二市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる視学官事務所は、全国85教育学区毎に設置される行政機関であり、管轄校・園の人事・財務管理・カリキュラム管理・小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行う。イファニ視学官事務所は市内の小学校165校(公立104、私立61)、幼稚園28園(公立21、私立7)を管轄している。年間予算は約172万円。現状では、他国や国際機関からの直接支援はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンの初等教育就学率は2007年の初等教育無償化から大幅に改善されたが、教員の質や指導技術等にはまだ課題が残り、児童の学力向上に向けた努力が続けられている。日本は1996年から小学校建設計画や教員養成校の建設によるインフラ面での支援を行い、JICA隊員の活動としては、2008年から手洗い促進等の学校保健面で支援を行い、教育へのアクセスと質の改善に貢献してきた。2014年からは、ベナン幼児・初等教育省とJICAの間で締結した覚書に基づき、情操教育(図工・体育・音楽)や算数・理科の授業の改善面で隊員が尽力している。その成果として、隊員作成の図工指導書が教育省に認可され、それが教員向け研修会等で活用されなどJICA隊員の活動に対し一定の評価を得ている(2023年にはベナン教育省と上記覚書を新たに締結予定)。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先関係者への相談の下、以下の活動を現場の教員とともに協働で行う。
1.市内の学校を巡回し、学校現場と教員の教育指導の状況と課題を把握する。
2.図工、体育、音楽、算数、理科等の中から必要かつ可能なものについて指導支援を行う。
3.上記の授業改善に向けたアイデアや身近にあるものを生かした教材作りと活用を教員に提案する。
4.学校関係者の主体的参加を見込むアクティビティ(運動会、発表会、コンクール、研修会、体験型学習等)の提案と協働での実施を試みる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし (任地や現場にあるものを工夫して活用)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:(人数等に変動あり):
視学官長1名(男性50代)、教育指導主事2名(男性40-50代)、他スタッフ(秘書、会計担当、運転手等)
活動対象者:配属先管轄校の校長(男女30-50代)、教員(男女25-50代)、児童(基本6-12歳)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(幼稚園教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:児童や教員に指導するため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:児童や教員に指導するため
(教員経験)2年以上 備考:視学官事務所配属となるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用禁止(徒歩、あるいは申請・承認による自転車、四輪車両を利用)。停電や断水があるため、状況に応じた工夫が必要。任地では、フランス語の他、現地語が使われるため、赴任後に現地語学訓練を実施予定である。
