【配属機関概要】

3）任地（ コリンヌ県グラゾエ市 ） JICA事務所の所在地（ コトヌー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は全国13ヶ所に設置される公立職業訓練校の一つで、2019年にグラゾエ市アグアゴン村に設立された。同校は前期中等教育課程に位置づけられ、初等教育5年生以上のレベル、かつ障が者を含む15歳以上の生徒を受け入れる。職業訓練の内容は多岐に渡り、農業/野菜栽培、養殖/牧畜、金属加工建設、施設電気、水道工事/修理、エアコン整備、ソーラーパネル設置/メンテナンス、PC等設置/メンテナンス、石積み工事、左官工事、美容整髪、裁縫、料理等の各種コースがある。現在、全校生徒は763人、教師94人が在籍する。年間予算は約1,200万円。本校の課程修了後、卒業生は地元や都市部に就職先を得るのが一般的である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ベナン政府は「政府行動計画(2021-2026)」や「職業教育・訓練にかかる国家戦略(2019-2025)」において、産業人材の育成と持続的な経済発展を目指している。同政府より産業人材育成に係る支援が期待される中、ベナンで農業・水産分野の技術協力支援の実績を持つJICAに、上記学校より隊員の派遣要請が出された。配属先には、農業・水産分野に3コース(農業、畜産/養殖、野菜栽培)が設置され、11名の教員と65名の生徒が在籍している。本要請では野菜栽培に特化した職種とするものの、配属先長は広く畜産/養殖の支援も望んでいる。なお、同校からは、IT分野のコースにおいて、PCインストラクター隊員による支援が求められ、同募集季に要請を出す状況である。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚と協議、協働しながら、以下の活動を行う。
1.農業・水産分野のコース、特に野菜栽培コースの指導状況と課題を把握し、分析する。
2.野菜栽培コースの授業(多品種栽培、病害虫防除、食物衛生、品質管理、農民の各種組織、資金・収益管理等)に入り、生徒への指導を支援する。
3.指導内容や実践活動について改善のための提案を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

野菜栽培や養殖が可能な校内の土地、農機具

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】 ※以下、変動あり
校長1名(男性40代)、教育指導主事1名(男性40代)、業務主事1名(男性40代)、農業・水産分野コースの教員11名(男性10、女性1、29～35歳)
【活動対象者】
野菜栽培コースの教員3名(男性)、生徒20名(男17名、女3名)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全管理上利用禁止(移動手段は、徒歩あるいは申請・承認による自転車・四輪車両の利用)。停電や断水があるため、状況に応じた生活上の工夫が必要。日常生活ではフランス語の他現地語が使われるため、赴任後に現地語学語訓練を実施予定。