【配属機関概要】

3）任地（ リトラル県コトヌー市 ） JICA事務所の所在地（ コトヌー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ベナン野球・ソフトボール連盟はベナンのスポーツ省に登録(2018年)された野球とソフトボールの振興を目的とする団体である。国内に男女約25名の指導者が在籍し、青少年約300人への指導を行う。主な活動地域はコトヌーだが、近郊や地方の都市にも活動を広げている。メンバーの年齢層は8～23歳で、少年・少女チームと青年チームに分け練習を行う。スポーツ省の補助金は年間約160万円(ナイジェリア・トーゴ・ガーナ等の近隣国との大会開催の資金を含む)。J-ABS(一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構)との連携があり、2023年5月には同組織との協賛によりベナンの指導者強化セミナーを実施した。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ベナン野球・ソフトボール連盟会長は米滞在時に野球に出会って以来、約15年の競技経験を持つ。ベナンでは2018年に野球とソフトボールを振興する団体を設立し、活動に携わる他指導者を得るものの、組織としての経験はまだ浅い。2020年にJ-ABS(一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構)との接点を得て、 World Baseball Classicで優勝した日本チームに着目し、日本の野球の精神を学び同連盟の活動でも実践することを目標に掲げた。2023年には、同会長の熱烈な要請により、J-ABS代表をコトヌーに招聘しベナンの指導者へ研修会を実施。今後、日本の野球を指導する人材をベナンに迎え、継続的に実践を積みたいとの同会長の意向から今回の要請に至っている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先会長や指導者への相談と連携の下、以下の活動を行う。
1.平日(夕方以降)と週末に実施される少年・少女、及び青年チームの練習に携わり、メンバーや指導者の経験・知識・技術レベルを把握する。
2.各チームのメンバーや指導者のレベルに応じて実力向上のために必要な練習方法等を提案し、その練習を支援する。
3.練習や試合での実践を通してスポーツマンシップやチーム力を高めるとともに、人材育成のマインドを指導者に伝える。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

グラウンド(私立学校の敷地を利用)、チーム所有のバット(約200本)・ボール(約500個)・グローブ(約300個)・ベース等の基本的な野球用品(種類は揃っていない)。

4）配属先同僚及び活動対象者

【本部関係者】※以下、変動あり。
会長1名(男性38才)、副会長2名(男・女)、書記1名(男性)、財務1名(男性)、審判責任者1名(男性)、女性責任者1名(女性)代表) ※以上、本部役員30～50代
【活動関係者】指導者25名(女性2、男性23)、連盟登録者 約300名(男・女8～23才)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全管理上利用禁止(移動手段は、徒歩あるいは申請・承認による自転車・四輪車両の利用)。停電や断水があるため、状況に応じた生活上の工夫が必要。日常生活ではフランス語の他現地語が使われるため、赴任後に現地語学語訓練を実施予定。