2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL56025B01)
募集終了

国名
ベナン
職種コード 職種
G183 幼児教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

幼児・初等教育省

2)配属機関名(日本語)

ウィダ視学官事務所

3)任地( アトランティック県ウィダ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先となるウィダ視学官事務所は、全国90の教育学区毎に設置される教育行政機関である。同視学官事務所は、ウィダ市の小学校484校(公立94校、私立390校)、幼稚園90園(公立19園、私立71園)を管轄し、学区内の小学校・幼稚園の人事・財務管理、カリキュラム管理、小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行っている。2025年7月現在、配属先には幼児教育隊員1名(前任、2026年3月まで活動予定)及び、小学校教育隊員1名(2025年11月まで活動予定)が配置される。前任は、視覚的教材を用いた保育や幼児の発達段階に応じた遊びや学びの教員達への提案を継続している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ベナンの幼児教育の現場では、教員の知識や経験、またそれを得る機会の不足等により、幼児の成長と発達に応じた興味・関心から思考力、判断力、表現力、さらには創造力を伸ばすための教育支援があまり浸透していない。ベナンには、幼児教育教員の養成校が1校設置(アトランティック県アラダ市)されるが学生達の実践的な指導力の育成を課題とし、特に情操教育の実技指導の強化をねらい、過去にJICAの幼児教育隊員を2代を受け入れている(2018年まで)。配属先は同様に、管轄する学区の教員の指導力向上を狙い、現在1代目となる隊員を受け入れているが、今後も継続的な支援を希望している。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先関係者や現場の教員への相談のもと、以下のような活動を実施する。
1. 活動先選定のため市内の幼稚園を巡回し、教育環境や教員の保育の状況を把握し、現場の課題やニーズを確認する。
2. 園児が楽しみながら学べる手遊び・リズム遊び・運動・コミュニケーション活動等を教員に提案し協働で行う。
3. 身の回りの物を活用しながら、園児が視覚的に学べる教材作りや、それを用いた指導を教員に提案し協働で行う。
4. 園児の興味関心を引き出し、子ども主体の遊びで思考力・表現力・創造力等を伸ばす保育を教員に提案し協働で行う。
5. 提案した手作り教材や指導法等の蓄積を広く学区の教員に共有する方法や機会を考え、それを実施する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先の執務机以外、特になし。基本、現場にあるものを工夫して活用。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 計11名 ※年により人事異動あり
視学官長1名(男性・50代)、教育指導主事3名(男性50代)、
他スタッフ(秘書、会計担当、運転手等)7名(男女40-50代)
活動対象者: 配属先管轄する幼稚園の校長(30-50代)、教員(25-50代)、園児(基本6-12歳)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(幼稚園教諭)
    (保育士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)教育学 備考:視学官事務所配属のため。

[経験]:(指導経験)2年以上 備考:教員や園児に指導するため。
    (教員経験)2年以上 備考:教員や園児に指導するため。

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

住居は同僚等と同水準で、基本、給湯器なし、台所・浴室/トイレが半屋外(安全基準内)の仕様が多く虫等も侵入する。停電・断水も発生するため生活上の工夫が必要。安全管理上、バイク・三輪タクシーともに利用禁止。活動先は、徒歩・自転車で移動できる範囲で選定する。