要請番号(JL56025B03)
募集終了
3代目
| ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ジェベ保健センター
3)任地( ズー県アボメ市ジェベ区 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ジェベ保健センターは、アボメ市内(人口約10万人)の区レベルの一次医療機関である。同センターに常駐の医師はいないが、アボメ市レベルの保健センターに配置される医師が同センターの対応を兼轄する。区内7ヶ村を管轄し、同センター内には診療科、産科、ワクチン接種科、薬局等が設置される。看護師、助産師、薬剤師等が在籍し、月平均400件の診察の他、妊婦健診約110件、分娩約60件、ワクチン接種約600件(週3回実施)に対応する。同センターには2024年8月まで、感染症・エイズ対策の隊員1名が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同保健センターでは、地域の母子保健サービスの改善、保健人材の質の向上など課題はあるものの、慢性的な人員不足や予算不足が影響し、配属先関係者は各種診察や予防接種の対応等の基本的業務に時間と労力を費やす状況である。よって、現状では、同センターの利用者や地域住民への保健衛生や栄養改善、感染症予防対策等の啓発などは十分に行うことが出来ていない。地域住民は受診の費用を賄えない家庭も多く、薬草を用いた伝統医療も根付いている。そうした背景を理解しながら、傷病発生時の適切な対応や必要な知識を浸透させることも求められる。このような中、同センターでの業務の効率化や利用者や地域住民への啓発活動において隊員の貢献が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先長への相談の下、同僚の理解を得ながら、以下のような活動に取り組む。
1.同僚の日常業務をサポートしながら配属先の各種業務やサービスの状況を把握し、現状での課題やニーズを確認する。
2.上記課題やニーズに応える手立てや改善のためのアイデア(5S導入による業務の効率化や各種啓発等)を配属先に提案し、理解を得ながら実施する。
3.地域住民の慣習や生活状況等を把握し、地域保健に必要な知識や対応(保健衛生、感染症予防対策、栄養改善、健診や予防接種の促進等)を見極め、センターの利用者や地域住民の理解と行動変容につながる啓発を考え実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。基本、現場にあるものを工夫して活用。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:計17名 ※年により人事異動あり
看護師長1名(女性・40代)、看護師3名(女姓)、助産師1名(女性)、看護助手6名(女性)、薬局担当4名(男女)他(30-60代)
活動対象者:
保健センターの利用者、地域住民等
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
(助産師)
[性別]:(女性) 備考:妊婦への啓発を含むため
[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:保健医療の現場であるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:医療関係者と業務するため
[汎用経験]:
・衛生啓発や健康管理の知識や経験
・地域社会を対象とする活動の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住居は同僚等と同水準で、基本、給湯器なし、台所・浴室/トイレが半屋外(安全基準内)の仕様が多く虫等も侵入する。停電・断水も発生するため生活上の工夫が必要。安全管理上、バイク・三輪タクシーともに利用禁止。活動先は、徒歩・自転車で移動できる範囲で選定する。
