要請番号(JL56025B05)
募集終了
| ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
サバルー保健センター
3)任地( コリンヌ県サバルー市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サバルー保健センターは、サバルー市内(人口約15万人)の一次医療機関で、市内の14地区・111ヶ村を兼轄する。同センター内には診療科、産科、ワクチン接種科、薬局等が設置される。医師、看護師、助産師、薬剤師等が在籍し、月平均150件の診察の他、妊婦健診約260件、分娩約40件、ワクチン接種約420件(週2回実施)に対応する。同センターには2012年1月まで、看護師の隊員1名が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同保健センターは、慢性的な人員不足や予算不足、施設の老朽化等の課題がある中、配属先関係者は各種診察や予防接種の対応等の基本的な業務に尽力する状況である。同センターが管轄する村には20km以上離れた遠隔地もあり、かつ救急車もないことから、それら条件が利用者数が伸びない要因の1つとなっている。遠隔の村への保健改善の取り組みとしては、村への訪問、あるいはラジオ放送による啓発活動を行っている。地域住民は受診の費用を賄えない家庭も多く、薬草を用いた伝統医療も根付いている。そうした背景を理解しながら、傷病発生時の適切な対応や必要な知識を浸透させることも求められる。このような中、同センターでの業務改善や利用者や地域住民への啓発活動において隊員の貢献が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先長への相談の下、同僚とコミュニケーションを図りながら、以下のような活動に取り組む。
1.同僚の日常業務をサポートしながら配属先の各種業務やサービスの状況を把握し、現状での課題やニーズを確認する。
2.上記課題やニーズに応える手立てや、同センターの利用者や地域住民に対する啓発のアイデア等を配属先に提案し、理解を得ながら実施する。
3.地域住民の慣習や生活状況等を把握し、地域保健に必要な知識や対応(保健衛生、感染症予防対策、栄養改善、健診や予防接種の促進等)を見極め、保健センターの利用者や地域住民の理解と行動変容につながる啓発を考え実施する。
4.(隊員の経験・技術に応じ可能であれば)配属先のニーズに応じて、薬剤やワクチン等のデータ管理について支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。基本、現場にあるものを工夫して活用。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:計17名 ※年により人事異動あり
医師1名(女性40第)、看護師長1名、看護師3名、助産師1名、看護助手4名、薬局・会計担当4名、他(男女20-60代)
活動対象者:
保健センターの利用者、地域住民等
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
(助産師)
[性別]:(男性) 備考:配属先の希望
[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:保健医療の現場であるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:医療関係者と業務するため
[汎用経験]:
・衛生啓発や健康管理の知識や経験
・地域社会を対象とする活動の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住居は同僚等と同水準で、基本、給湯器なし、台所・浴室/トイレが半屋外(安全基準内)の仕様が多く虫等も侵入する。停電・断水も発生するため生活上の工夫が必要。安全管理上、バイク・三輪タクシーともに利用禁止。活動先は、徒歩・自転車で移動できる範囲で選定する。
