2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL56316B17)
募集終了

国名
ブルキナファソ
職種コード 職種
G183 幼児教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
11代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2 ・2017/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育・識字省

2)配属機関名(日本語)

カディオゴ県事務所

3)任地( カディオゴ県ワガドゥグ市 ) JICA事務所の所在地( ワガドゥグ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 自転車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

県内にある25か所の基礎教育学区事務所と5か所の幼児教育学区事務所(それぞれ教育学区内の小学校/幼稚園に対して進捗状況の管理や指導方法に関する監督を行う機関)で、後者は前者に統合される予定の上部機関である。保育及び幼児教育に関してはこれまで社会行動・国民連帯省の管轄となっていたが、幼・小・中と一貫した教育を目指す新たな教育政策により、就学前教育セクターが国民教育・識字省に移管された。幼児教育に関するJICAの本邦研修には、2006年から現在まで累計20名以上が参加している。同じ県事務所に複数のJVが配属になるが、配属先との協議により活動する幼稚園を分ける予定である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国の幼児教育は小学校入学の準備期間という認識の下、仏語学習を重視した教育に偏っている。また、主要都市の幼稚園では園児数が過剰であり、教材不足や教員の経験不足などもあって、子供中心の教育が実施されていない。省や配属先は、これらの問題を認識しているが、現場レベルでは問題意識が低く、実践方法も明瞭に提示されていない。現在活動中の2名のJVは、同課題を解消すべく、配属先が管轄する幼児教育学区事務所の視学官や園長らの協力のもとに、市内の異なる地区の幼稚園において、遊びを通した子供の能動的な学びを実現するために、具体的な教育技法や教材の導入・定着を図っている。JV同士の連携による、活動インパクトの増大や活動効果向上をねらって、今後も最低限首都に2名のJV配置を維持する計画である。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

幼児教育の現場の現状・課題を把握した上で、子供中心の保育を目指し、視学官ら幼児教育学区事務所の関係者の協力のもと、他の幼児教育JVと連携しながら以下の活動を行う。
1.市内の幼稚園で、園長や教員らと共に働きながら、子供が楽しみながら学べる教材や活動を開発し定着させる(例えば視覚教材やゲーム)。また子供が生活したり学んだりしやすい環境を整える(例えば衛生改善やコーナー遊びの充実化)。
2.JICA本邦研修の帰国研修員の協力を得ながら、子供の発達段階に応じた保育や遊びを通した子供の能動的な学びの重要性が教員によって意識され、そのための具体的な活動が実践されるように、効果的な支援や活動を模索する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

幼稚園により種類や量は異なるが、室外遊具(ブランコ、ジャングルジム等)、製作道具(色鉛筆、絵具、はさみ)、絵本、積木、現地の楽器など

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先:県事務所長(女性・40代)
幼児教育学区事務所(県内5カ所):各事務所に視学官1~2名、巡回指導等を担当する幼児教員2~4名
幼稚園:各園に園長1名、幼児教員2~20名、年少・中・長園児2~6クラス(1クラス20~90名)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

フランス語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(幼稚園教諭)
    (保育士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づいた支援や提言が必要

任地での乗物利用の必要性

自転車

【地域概況】

[気候]:(スーダン・サヘル気候) 気温:(15~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

住居は、同任地JVと同居の可能性もある。