2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL58725B02)

国名
コートジボワール
職種コード 職種
G236 家政・生活改善
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/2 ・2027/1
校内の様子 裁縫科の作業場 作業場のミシン 作業場のミシン 作業場のミシン

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

技術・職業訓練省

2)配属機関名(日本語)

ポールブエ・社会福祉・ファッション職業訓練校

3)任地( アビジャン自治区ポールブエ市 ) JICA事務所の所在地( アビジャン自治区ココディ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、1975年に女性向けの職業訓練校として設立され、2002年から共学となり、2022年に現在の校名になった。中学卒業相当の資格であるCAP(職業適正証書)3年コースに、保健衛生・社会福祉科、理容科、美容科、裁縫科の4科があり、高校卒業相当の資格であるBT(技術者証書)3年コースには、科学医療社会福祉科がある。2025年度の総生徒は1,644名(女子1,549、男子95)。開校時間は8:00~17:00。通常コース以外に、成人を対象とした3~9か月の夜間職業訓練コースもあり、283名(女性261、男性22)が在籍している。校長は、2016年に施設管理に関するJICAの長期研修に参加し、1か月半ほど、日本での滞在経験もある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当地では、カラフルなアフリカ布が老若男女に好まれており、街の至る所で仕立て屋を見つける事ができる。乾きやすい素材は当地の気候に適しており、冠婚葬祭ではお揃いの生地で服を仕立てるなど、アフリカ布と仕立ては現地の方の生活の一部となっている。そのため配属先の裁縫科は、授業の約3割が座学、約7割が実習という、実技に重きを置いたカリキュラムで若い人材を育成し、ファッション業界に人材を送りだしているものの、同科の就職率は30-40%程度に留まっている現状である。日本人の新しい視点や、丁寧な道具の使い方や管理など、現地の教員と共に実習の授業を実施することで、教員の技術力や指導力向上、生徒の就職支援に貢献することを期待し、JICA海外協力隊(以下、隊員)の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先の教員の一人として以下の活動を行う。
1.裁縫科のアトリエにおいて、同僚教員が実施する実技(裁縫、裁断、編み物、かぎ編み、刺繍等)の実習を補助する。
2.同僚教員に、既存製品のデザインの改善や製品の品質向上、新たな商品のアイデアを提案する。
3.職業訓練センターの関係者にカイゼン活動を紹介し、可能な事から実践する。
4.余力があり得意なものがあれば、理容科や美容科の教員を補助する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

裁縫道具及び電動・手動ミシン等(BRITEX, SGGEMCY, SINGER, JANOME)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 校長(女性50代、JICA研修参加者)、副校長(男性50代)裁縫科教員(5名、30~50代女性、指導経験20年以上3名・5年程度2名)、その他の教員(総勢70名程度)

活動対象者:主に裁縫科の女子学生(約15歳~27歳)。1年生8名、2年生7名、3年生7名。

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

フランス語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(女性) 備考:女生徒を指導するため

[学歴]:(専門学校卒)家政 備考:指導に専門知識が必要

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導に経験が必要

[参考情報]:

 ・ミシンでの製作経験があると望ましい

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・2002年、内戦等による治安悪化に伴う全隊員の退避以来の派遣で、本募集期からの募集再開となる。
・多くの民族が存在しているが、活動及び生活はフランス語のみで可能である。