2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL58725B05)
募集終了

国名
コートジボワール
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/2 ・2027/1
保健センター内の様子 産科の入り口 ワクチン接種スペース ワクチン接種スペース

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健・公衆衛生・国民皆保険省

2)配属機関名(日本語)

アボボ西保健局

3)任地( アビジャン自治区アボボ市 ) JICA事務所の所在地( アビジャン自治区ココディ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

当地保健省は、全国113区に保健局を設置している。保健局には、衛生活動、管理評価、薬局、設備課があり、地域の1次医療施設である保健センターを管轄している。各センターには医師や助産師、看護師等が配置され、一般診療、妊婦健診、分娩、乳児等予防接種、家族計画等の医療サービスを実施している。本配属先はアビジャン自治区アボボ市西部に位置しており、20の保健センターを管轄している。年間予算は約160万円。JICAは、保健省にアドバイザーを派遣するほか、無償資金協力(HP)や技術協力(HP)などで貢献し、2026年度からは同市を対象にした母子保健技術協力も検討している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では内戦の影響により保健医療サービスが停滞し、高い経済発展を遂げたにもかかわらず、現在も妊産婦死亡率及び新生児死亡率といった母子保健指標はサブサハラ平均と同水準に留まっている。そのため保健省は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を目指し、保健サービス利用者の経済的リスクの保障体制の整備や保健施設の拡充などにも取り組んでいるが、UHC達成のためには現場で活動する医療従事者や利用者の意識改革も不可欠となっている。特に母子保健に関しては、早期妊娠や妊婦検診及び産後検診サービスの利用不足、栄養失調、衛生問題など、住民の出産や育児に対する知識が少ない事が課題となっている。このような状況から、母子保健に関する各種啓発活動の要望があり、JICA海外協力隊の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

保健局に併設しているアノンクア・クテ保健センターを拠点に、医療従事者や保健指導員(ASC)と共に以下の活動を行う。
1.保健局や保健センターの業務を補助しながら助言しつつ、当地の医療事情を理解する。ただし、医療行為は一切行わない。
2.保健センターを来訪する妊産婦に対し、母子保健に関する啓発活動(栄養改善、ワクチン推奨、保健衛生、マラリア対策等)を行う。
3.地域の保健センターを訪問し、好事例を他の保健センターにも共有する。
4.5S-KAIZENアプローチを紹介・導入し、医療サービスの質の向上につなげる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

保健局の机、保健センターにある機材(身長測定器、体重計、血圧計など)、

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 保健局長(男性50代、JICA研修参加者)、衛生活動担当(女性40代)、総スタッフ15名程度、アノンクア・クテ保健センター関係者(医師5名、歯・外科医1名、助産師13名、看護師3名、看護補助者12名等、契約含む)、各地域のASC(保健センターと協働する地域の保健ボランティア)
活動対象者:地域の妊産婦、新生児、幼児等

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

フランス語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(女性) 備考:妊産婦へ指導するため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導に経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・2002年、内戦等による治安悪化に伴う全隊員の退避以来の派遣で、本募集期からの募集再開となる。
・隣接するアボボ東区保健局に看護師隊員を募集している。
・住居選定の観点から、アビジャン自治区内の他市に居住する可能性もあるが、アビジャン区内は通勤圏内である。