2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL58725B08)
募集終了

国名
コートジボワール
職種コード 職種
G130 柔道
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/2 ・2027/1
配属先の看板 女子高の道場 練習風景1 練習風景1 練習風景1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

スポーツ・生活環境省

2)配属機関名(日本語)

コートジボワール柔道連盟

3)任地( アビジャン自治区マルコリ市 ) JICA事務所の所在地( アビジャン自治区ココディ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先(HP)はコートジボワールの柔道の普及と発展のために、独立直後である1960年に設立された。国内で初めて認可されたスポーツ競技の連盟で、リーグ運営、強化合宿、コーチ研修、審判研修、昇段審査等を実施している。現在では、国際オリンピック委員会、国際柔道連盟から認可されており、国内大会だけでなく、アフリカ選手権などの国際大会も定期的にアビジャンで開催している。国内競技人口は、3,000名(男性6割強、女性4割弱)を超え、全国で40以上の柔道クラブが連盟に登録し、約25クラブがアビジャンに存在。毎年、在コートジボワール日本大使館と協力して日本大使杯を開催しており、近隣国の柔道家も参加している。2024パリオリンピックには1名の女性柔道家が出場した。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当地において、柔道は最も人気のある武道の一つであり、礼節を重んじる精神鍛錬など、子供の習い事としても注目されている。配属先としても、柔道を通じた人材育成を重視しており、小中学校の体育の授業に柔道を取り入れるよう当地教育省とも覚書を結んでいる。他方、柔道の更なる普及、競技レベルの向上に関しては指導者が足りておらず指導者の育成が課題となっている。また、近年は当国でテコンドーの競技人口も増えており、韓国人指導者も複数存在している。柔道発祥の地である日本人の指導を受けたいという希望もありJICA海外協力隊の要請に至った。特に、連盟は女子への教育に力を入れていきたい意向があり、アビジャンの公立女子高において無料で柔道指導を行っているほか、国際大会で女子柔道家の活躍も多いことから、女性柔道家の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1.各柔道クラブを巡回し、現地の指導者と共に柔道指導を行う(土曜日は子供や学生が多く、平日夕方は大人が各クラブで練習している)。
2.女子学生に対して実施されている柔道指導を補助する(水曜午後に実施。アビジャン区内の3つの女子高で実施。写真のとおり、屋外にマットを敷いて実施)。
3..国際大会前に開催されるナショナルチーム合宿を技術部長とともに補佐する。
4.余力があれば、連盟と相談して、女子柔道の普及に向けたイベント、研修等を企画する(隊員による柔道教室、地方巡回、指導者研修等)。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

アビジャン区内に点在する地域クラブの道場

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:連盟長(50代・男性。西アフリカ柔道連盟長も兼任)、副連盟長(40代・男性)事務次官(40代・男性)。技術部長(40代・男性・6段、体育学校の講師)、女性指導者10名程度。
活動対象者:5歳以上の柔道家及びその指導者(水・土のクラブ練習には30人以上が参加することもある)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

フランス語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(柔道三段)

[性別]:(女性) 備考:配属先からの要望

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(競技経験)5年以上 備考:指導に経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・2002年、内戦等による治安悪化に伴う全隊員の退避以来の派遣で、本募集期からの募集再開となる。
・同配属先には男性の柔道隊員も要請している。同国初のスポーツ分野の派遣である。
・居住地はマルコリ市を想定しているが、活動においてはタクシー等でアビジャン自治区内の地域クラブを巡回する。