要請番号(JL61816B05)
募集終了

・2017/2 ・2017/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育省
2)配属機関名(日本語)
アンタナナリボレニボイチャ学区事務所
3)任地( アナラマンガ県アンタナナリボレニボイチャ郡アンタナナリボ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、国民教育省アナラマンガ県事務所に管轄される郡レベルの教育省出先機関であり、同国首都であるアナラマンガ県アンタナナリボ市学区内の幼稚園・小学校・中学校・高校全1283校(計約27万人の児童・生徒)の教育行政を担っている。市内を6の地区に分け地区教育事務所(ZAP)を設置し、各ZAPが管轄の学校を監督している。年間予算は約227万円。アナラマンガ県は、2016年6月に開始されるJICA技術協力プロジェクト「みんなの学校:住民参加による教育開発プロジェクト」のパイロット県となる。JV派遣は初めてである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国の初等教育へのアクセスは2012年には約73.4%に達するなど改善傾向にある一方で、初等教育修了率は68.5%(2012年)と低迷し、初等教育の質に問題を抱えている。教員養成課程を経ていない未訓練、無資格の非公務員教員が、教員全体の7割を越えており、児童の学力の低迷が顕著になっている。教育省は次期教育セクター計画(2017-2022年)にて、教員政策やカリキュラムの改訂等、教育の質の改善に向けて抜本的な改革を計画する模様である。また、現職教員を対象に、指導能力向上に向けた研修を実施しているが十分とは言えない。今後は校長を中心とした近隣の学校の教員間で行う授業研究を含む勉強会の実施支援や、地域コミュニティに対する教育参加を促す活動支援などが必要とされる。配属先ではJVに対し、主要科目である算数や理科を中心とした授業実施のための現職教員に対する支援と、学習ツール開発支援が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
市内の活動対象の小学校や教育学区事務所において、校長、教員、地区担当者(ZAP)と協力しながら、以下の活動を行う。
1.算数や理科等の授業計画策定や準備、実施のフォローを行う。
2.児童の学習を効果的に進めるための補助教材開発の支援を行う。
3.上記活動を通じてアイデアや事例を共有するための授業研究やワークショップの実施支援を行う。
また余力の範囲で保健、衛生啓発等の活動支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先の机・椅子、PC、同国JICAプロジェクトや他国で使用された学習支援ツール、過去のJVが作成した、手洗い・栄養啓発の教材やDVD、等を利用することができる。
4)配属先同僚及び活動対象者
・学区事務所長:30代女性
・各地区教育事務所(ZAP)
・対象となる各学校長、教員、児童
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:教員研修や教材開発を実施する
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(8~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任国でのコミュニケーションはマダガスカル語で行う。活動はタクシーなどの公共交通機関を利用して巡回する。同国で活動する教育系隊員との連携も期待される。活動対象校は配属先と話し合って決定する。