要請番号(JL61822A08)
募集終了

3代目
・2022/4 ・2023/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育省
2)配属機関名(日本語)
アンズズルベ郡学区事務所
3)任地( アナラマンガ県アンズズルベ郡アンズズルベ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、国民教育省の出先機関であり、アナラマンガ県教育事務所(DREN)の傘下のもと、郡内の教育行政を統括する学区事務所(CISCO)である。総務、プログラム担当、基礎教育、幼児教育、ノンフォーマル教育課等の部署があり、郡内20の地区に教育事務所(ZAP)を設置し、公立の小学校342校、中学校42校、高校及び私立校を管轄している。年間予算は約62万円。同県は、2016年に開始されたJICA技術協力プロジェクト「みんなの学校:住民参加による教育開発プロジェクト」の対象県となっており、学校給食等の支援が行われた。同配属先では本要請の前任のほか、住民参加型学校運営に関わる隊員も活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
教育省は教育分野の開発計画(PSE 2018-2022)において、アクセスの向上、教育の質の改善、ガバナンス強化を柱に政策を進めており、初等教育の純就学率は約9割あるが都市部と農村部の格差が大きく、修了率は約6割とまだ課題が多い。また、教育の質に関し、設備や教科書の不足も顕著であるが、コミュニティが雇用する、教員養成課程を経ていない無資格のコミュニティ教員(FRAM教員)が6割以上を占めており、教員の質も課題の一つである。これらの課題に対し、教育現場で現地の教員と協働しつつ、教員の質の向上に貢献できる小学校教育の要請に至った。初代の隊員は算数支援を中心に活動行い、前任である2代目の隊員も、算数や体育等の支援をはじめたところである。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
現地の小学校等を公共交通機関や自転車を使って巡回し、自身の得意なものを活かしながら、以下に挙げるような活動を行う。
1.現地教員と協力して算数、図工、理科、体育等の教科の指導支援を実施する(配属先からは算数、理科、体育の要望有。算数は、小学校高学年でも指を使って計算するような状況)。
2.児童の学習を効果的に進めるためのアイデアやアクティビティ、補助教材開発の支援を行う。
3.衛生や栄養など、学校保健に関する活動も可能。
4.上記活動を通じて事例を共有するための授業研究やワークショップの実施支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先の空いている机・椅子。過去の隊員が作成した、算数・手洗い・栄養啓発等の教材も利用可。
学校では、黒板とチョークは使用可能だが、その他の教材・教具は、任地にあるものを工夫して活用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
学区事務所長:40代男性
指導主事、プログラム担当、各課の職員、秘書等の職員(40-50名程度)
活動対象者:対象となる各学校長、教員、児童(1クラス15~60人超)
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:授業を実施するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(8~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。