2023年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61823A14)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

アンチラベⅡ郡保健局

3)任地( ヴァキナンカラチャ県アンチラベ郡アンジャヌマネラチャ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

アンチラベ郡ではⅠ・Ⅱの2つの保健局が医療行政サービスを行っており、アンチラベⅡ郡保健局(SDSP)はアンチラベ市郊外にある20の基礎保健センター(CSB)を管轄している。同センターには医師や看護師、助産師等が配置されている。活動の中心となるアンジャヌマネラチャ基礎保健センターは11地区を管轄しており、一般診療、妊婦健診、家族計画等の各種啓発活動や保健ボランティア(地域住民から選出され、センターの活動をサポートする無償ボランティアのこと)への研修などを行っている。2018年より2代にわたりコミュニティ開発隊員が活動していたが、その後、より専門的な医療の知識を活用した活動が求められるため職種を看護師に変更し、現在3代目の隊員が活動している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の保健医療の現状は出生1000人あたりの新生児死亡が24、5歳未満の乳幼児の死亡は66(UNICEF2021)と深刻な状況であり、主要な保健指標の改善、特に母子保健の改善が喫緊の課題となっている。そのため、基礎保健センターでは、主に一般診療の他に、母子保健、新生児の予防接種等を行い、同センターの指導の下、地区レベルに配置された保健ボランティアが保健サービスを行いながら、地域住民の健康や母子保健の改善に取り組んでいるが、十分な成果は現れていない。現在活動している隊員は、乳幼児の栄養改善にむけた離乳食に関する啓発・普及、住民に対する栄養改善食の普及・販売、保健指導(手洗い、歯磨き、性教育)の活動を実施している。このような隊員の取り組みが配属先から評価されていることに加え、引き続き地域住民への予防啓発のために取り組むべき課題は多く、後任を要請するに至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

基礎保健センター関係者、地区の保健ボランティアと協力しながら、以下の活動を行う。
1.基礎保健センターを訪問する患者や妊婦・母子への各種啓発活動を実施する。
2.住民の健康・病気、母子保健に関する調査を行い、保健ボランティアと協力して、母子保健センター等で各種啓発活動に取り組む(ワクチン接種推奨、栄養・保健衛生指導、HIV感染予防、家族計画等)。
3.基礎保健センターにおける各種医療サービスの改善を目的とした5S-KAIZEN等を導入する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先備品。JICAが作成した栄養改善や保健衛生に関する啓発用教材。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:郡保健局長(医師・男性40代)、保健センター長(医師・男性30代)、副センター長(助産師・女性30代)、助産師3名、薬剤師1名、その他事務員2名
活動対象者:保健ボランティア(各保健センターに1~2人配置)、保健センターに来訪する患者、母子や妊婦、地域住民

5)活動使用言語

マダガスカル語

6)生活使用言語

マダガスカル語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(女性) 備考:妊婦への啓発が含まれるため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく指導が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(1~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・活動において、身体への侵襲行為は一切行わない。