2023年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61823A17)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

マダガスカル首相府

2)配属機関名(日本語)

イタシ県栄養局

3)任地( イタシ県ミアリナリヴ郡ミアリナリヴ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、マダガスカル首相府に属する国家栄養局の出先機関であるイタシ県栄養局である。同局は主な業務として、栄養に関するプロジェクト管理、食の安全保障(生産量の確保、衛生管理等)や乳幼児の栄養不良等の課題解決に向けた活動を行っている。現場では、地域でボランティアとして活動する保健栄養普及員や関連機関と連携しながら、母子の栄養改善や食料安全に関する取り組みを実施している。同県は、2019年3月に開始したJICA技術協力プロジェクト「食と栄養改善プロジェクト(PASAN)」の対象県の1つである。同局の年間予算は約400万円。2022年からJICA海外協力隊員が派遣され、現在初代のコミュニティ開発隊員が活動している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の保健医療の現状は出生1000人あたりの新生児死亡が24、5歳未満の乳幼児の死亡は66(UNICEF2021)と深刻な状況であり、主要な保健指標の改善、特に母子保健の改善が喫緊の課題となっている。これらの課題の原因の一つが栄養不良であり、同県も栄養不良児が多い県の一つである。そこで配属先は、地域住民の栄養不良を改善することを目的に、体重測定による栄養不良児の早期発見、家庭訪問による栄養指導、料理講習会等を実施しているが、十分な支援が住民に行き届いていないため、現場できめ細やかなフォローが可能な隊員の要請が挙げられた。前任隊員は、特に妊産婦や5歳未満児を対象に、栄養改善食のデモンストレーションやレシピ開発・改良、栄養・保健に関する啓発活動に取り組んでいるが、課題解決のためには引き続き現場での活動支援が必要で、本後任要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先関係者や保健栄養普及員、※保健ボランティア、他の連携機関と協力しながら以下の活動を行う。
1. 地域を巡回し、住民の生活実態や家計を把握、保健栄養普及員の活動状況を調査し、ニーズと改善の可能性を探る。
2. 保健栄養普及員による地域住民(特に妊産婦や乳幼児の母親)への栄養指導をサポートする。
3. 地域住民への栄養・保健衛生啓発活動を実施する。
4. 保健栄養普及員の知識や指導レベルを向上させるための勉強会を実施する。
※保健ボランティアとは住民から選出されセンターの活動をサポートする無償のボランティアのことである。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先備品(机、椅子)、体重計、過去の隊員が作成した栄養啓発教材やレシピ集、手洗い啓発の紙芝居等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:配属先長(40代女性)、PASAN担当職員1名、その他職員19名

活動対象者:保健ボランティア(各保健センターに1~2名配置)、主に母子や妊産婦等の地域住民

5)活動使用言語

マダガスカル語

6)生活使用言語

マダガスカル語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

[汎用経験]:

 ・食生活改善や栄養に関する知識や経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・乾季(6月~8月)には、市中心部は週4日程度断水するが、住居による。(※同任地の直近隊員の住居は水道貯水工事済みのため、断水はほぼない)