2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61823B06)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育省

2)配属機関名(日本語)

マジュンガⅠ郡学区事務所

3)任地( ブエニ県マジュンガ郡マジュンガ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、国民教育省ブエニ県局に管轄される郡レベルの教育省出先機関であり、ブエニ県教育事務所(DREN)の傘下で、郡内の教育行政を統括する学区事務所(CISCO)である。総務系、インフラ管理、授業計画、研修等の部署があり、郡内3つの地区に教育事務所(ZAP)を設置し、小学校16校、中学校7校、高校3校を管轄している。年間予算は60万円である。マジュンガ市は1990年代頃から大学病院への日本の専門家派遣や、無償資金協力等、日本と長年協力関係を結んできた市である。配属先には、2020年まで体育隊員が派遣されていた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

国民教育省は教育セクター開発計画(PSE 2018-2022)に沿って、教育のアクセスの向上、質の改善、ガバナンス強化を柱に政策を進めたが、初等教育の純就学率は約9割あるものの都市部と農村部の格差が大きく、修了率は約5割(UNESCO2021)とまだ課題が多い。また、教育の質に関し、設備や教科書の不足も顕著であるが、コミュニティが雇用する、教員養成課程を経ていない無資格のコミュニティ教員(FRAM教員)が6割以上を占めており、教員の質も課題の一つである。前任者の体育隊員は、市内の小学校を巡回して、体育授業のサポートに従事していた。配属先は、上記課題に対し、教育現場で現地の教員と協働しつつ、教員の質の向上に貢献できる小学校教育の隊員を要請するに至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

現地の小学校を公共交通機関や自転車を使って巡回し、自身の得意な分野を活かしながら、以下に挙げるような活動を行う。
1. 現地教員と協力して理科、算数、図工、体育等の教科の指導支援を実施する(配属先からは体育と算数の要望が強い)。
2. 児童の学習を効果的に進めるためのアイデアやアクティビティ、補助教材開発の支援を行う。
3. 上記活動を通じて事例を共有するための授業研究やワークショップの実施支援を行う。
4. 衛生や栄養など、学校保健に関する活動も可能。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先の机・椅子。過去の隊員が作成した、手洗い・栄養啓発等の教材も利用可。
学校では黒板とチョークは使用可能だが、その他の教材・教具は、任地にあるものを工夫して使用する。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:学区事務所長(50代男性)、指導主事、プログラム担当、各課の職員、秘書等の常勤職員(60名程度)
活動対象者:対象となる各学校長、教員、児童(1クラス60~70人超)

5)活動使用言語

マダガスカル語

6)生活使用言語

マダガスカル語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員に指導するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・安全対策措置上、現在は陸路移動は禁止されており、首都への移動は飛行機移動のみの予定。