2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61823B07)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

アンザナマシナ精神保健大学病院

3)任地( アナラマンガ県アンブジャチム郡アラカミシ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は、マダガスカルで唯一の成人対象の精神保健専門の病院である。急性および慢性の精神疾患(統合失調症、気分障害、アルコール・薬物依存症など)を主訴とした患者への予防、診断、治療、リハビリテーション、社会復帰、訪問診療、外来診療を行っている。病床数は120あり、入院患者数は時期により変動する。この病院は、JICAが支援し保健省が各病院に普及しようとしている5S-KAIZENアプローチを用い、医療サービ スの質の向上に努めている病院の一つである。年間予算は約100万円。現在、初代作業療法士隊員が活動中である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では、失業や貧困などの原因からアルコール依存症や薬物中毒、うつ病の増加などが社会問題となっているが、診療費や薬代はいずれも高価であり、治療や精神疾患への理解は十分ではない。同配属先は、精神疾患を持つ患者を受け入れ、作業療法を通して社会復帰に力を入れているが、アクティビティがマンネリ化しており、余暇活動の充実化が課題である。また作業療法士は専門課程ができてから10年程度と比較的新しい職種であり、院内外で認知度を高めていく必要もあり、作業療法の活発化や、病院スタッフへの技術指導を目的に、継続した支援要請に至った。初代隊員は、グループセラピー等を行っている他、作業療法カルテの作成、多職種間のコミュニケーションを図りながら活動している。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

作業療法の質の向上を目的に、配属先の同僚と共に以下の活動を行う
1.アクティビティ(裁縫、刺繍、ガーデニング、陶芸、絵画、スポーツ)の実施する
2.作業療法のカルテ記載やカンファレンスを実施し、多職種間でのコミュニケーションを活発化させる
3.作業療法に関する勉強会を実施し、理解を深める
4.近隣施設を巡回しながら、国内の未成年者における依存症の予防介入に努める
5.病院の業務効率向上、職場環境向上などを目的とした5S活動の推進する

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、棚、作業療法で使用するスポーツ用品や楽器、裁縫道具など配属先備品。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚 : 病院長(精神科医 50代女性) 、作業療法士(20代男性)、インストラクター(40代女性) 、ユニット毎(4ユニット)に精神科医1名、精神保健看護師3名、夜勤看護師1名 、ソーシャルワーカー、他事務スタッフ 計約90名

活動対象者:入院患者(30~100名)

5)活動使用言語

マダガスカル語

6)生活使用言語

マダガスカル語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:活動上必要となるため

[参考情報]:

 ・精神科勤務経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・身体への侵襲行為は一切行わない。