2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61823B11)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

高等教育科学研究省

2)配属機関名(日本語)

アンタナナリボ大学

3)任地( アナラマンガ県アンタナナリボレニヴイチャ郡アンタナナリボ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は首都の総合国立大学で、社会経済経営学、医学、法学、理学、農学、教育学、建設学、文学人間科学部の8学部で構成されている。全学生数は約36,000名。文学人間科学部には12学科で約6,500名が在籍し、英語科とマダガスカル語科のなかに、日本語コースがそれぞれ設置されており、現在、1年から3年生までの約125名の学生が所属している。また、第二言語として日本語を学習している生徒も多数いる。2015年10月からJICA海外協力隊(以下、隊員)を複数名派遣し、日本語教育の支援を行ってきた。その他、日本大使館の草の根文化無償資金協力により、2016年3月に日本語コース専用棟が設置され、同時期に日本の民間企業による奨学金制度が開始された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

2015年、同大学に日本語コースが設置され、翌年に専門棟が設置されるなど、大学での日本語教育の環境は充実してきた。また、2021年度の国際交流基金の調査によると、当国には約2,400名の日本語学習者が確認されており、サブサハラ地域では最も学習者が多い国となっている。19機関、37名の教師が登録されており、日本語教育の需要は増えるばかりではあるが、質・量ともに十分な日本語教師が確保できておらず、大学の日本語コースの支援を中心に、当国の日本語教育の発展のために隊員の要請があげられた。前任者は、大学に所属する日本語教師とのチームティーチングや大学の休暇期間を活用した地域の日本語クラブとの交流を通して、日本語教師の育成に力を注いでおり、継続した支援が必要との要望があり、後任要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

大学や地域クラブの日本語教師と協力しながら、日本語学習者(レベルはゼロから初級者が多い)を対象に以下の活動を行う。
1. 大学の日本語コースの学生(1~3年:約125名)に対し、日本語の授業を実施する。開校期間中(通常は11月~6月頃)、授業は週に30コマ(60時間)実施されており、担当クラスや担当時間数は大学の日本語教師と相談して決める。
2. 大学の日本語コースのシラバス・カリキュラム設定・見直しに協力する。
3. 大学閉校期間は、日本語教師会(JALTA)に所属する教員とともに授業や研修会等を実施する。
4. 日本語能力試験(JLPT、2023年は7月と12月に実施予定)受験者に対し、特別講座等を実施する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

日本語指導教材『みんなの日本語Ⅰ・Ⅱ』・『JLPT教材N2~N5』等、PC、プロジェクター

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚(大学):文学・人間科学部長(50代女性)、英語学科長(40代女性)、
日本語教師1名(50代男性、日本語教授歴約20年、4年間日本留学、日本語と日本文化で修士取得)、非常勤講師(30代男性)。地域クラブの日本語教師等

活動対象者:学生約125名(年度により変動あり)

5)活動使用言語

マダガスカル語

6)生活使用言語

マダガスカル語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(日本語教育に関する資格)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:学生及び教師に指導するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・余力があれば、他の隊員と協力した日本文化関連の活動も可能。
・同大学には中国語(孔子学院)や韓国語を学習している生徒もいる。