【配属機関概要】

3）任地（ 北部県ルリンド郡トゥンバセクター ） JICA事務所の所在地（ キガリ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

北部県ルリンド郡のトゥンバセクター(郡の下部組織である行政単位)は、山あいにある地域で、人口は約20,000人。セクター事務所には、市民課、 社会福祉課、農業課、教育課などがあり、12名の職員が勤務している。隊員が所属する農業課では、農業技官が野菜やコーヒーなどの作物を扱っている。コーヒーは主要な換金作物の1つとなっており、同セクターでは多くのコーヒーが栽培されていて、セクター内に2つあるコーヒー加工処理場でコーヒーの加工が行われている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ルワンダ国においてコーヒー豆は主要な換金作物であり、トゥンバセクターは、コーヒーの栽培が盛んな地域である。しかし、コーヒー豆の品質・味に関する知識を持つ生産者は少なく、栽培や加工技術の情報も限られた生産者にしか行き届いていない状況である。また、農業技官が収量の向上や品質の改善を目指しているが、人手不足や知識不足のため困難な状況である。2018年にコミュニティ開発の隊員が派遣され、農業技官とともに農家に対する栽培をサポートし、品質・味についての知識を広めることを目指したが、引き続き支援が必要とのことから、本要請に至った。2021年に開始予定の技術協力プロジェクト「コーヒーバリューチェーン改善プロジェクト」との緩やかな連携も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

・地域における生活の実態を調査する。その上で隊員の特性に合わせて以下の中から選択して活動を行う。
1.コーヒー農家を訪問し、栽培状況を分析し、改善点を提案する。
2.パイロットファームにおけるコーヒー栽培を支援する。
3.コーヒーの収量・品質向上を目指しコーヒー農家へ働きかける。
4.コーヒーの協働組合の設立をサポートする。
・セクターの農業技官へ活動報告を随時行う。
・必要に応じて他のコーヒー関連隊員及びコーヒー関連のJICA事業関係者と情報共有・協働を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務スペース(机・椅子)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:セクター事務所職員12名
セクター長(男性、30代)
セクター農業技官(男性、30代)
セル農業技官(女性、20代)
コーヒー加工処理場農業技官(男性3名、 女性1名、20-30代)
活動対象者:コーヒー農家

【資格条件等】

[参考情報]：

　・コーヒー栽培や加工方法に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】

・活動場所であるコーヒー畑には蜂がいる可能性があるため、エピペン持参が望ましい。
・JICAの判断により、訓練言語をフランス語に変更する場合がある