【配属機関概要】

3）任地（ 東部県ブゲセラ郡ジュルセクター ） JICA事務所の所在地（ キガリ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ルワンダは5つの県から構成され、ブゲセラ郡は東部県に属している。ブゲセラ郡は15セクター(行政単位)から構成され、面積は約1,337平方キロメートル、人口は約52万人、南は隣国ブルンジとの国境に面している。ジュルセクターは人口約33,000人が住むセクターで、セクター事務所には教育、農業課など計5部門あり、地域住民の生活支援を行っている。主要作物は豆、キャッサバ、とうもろこし、トマト、なす、アボガド、メロン、パイナップルなどである。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ルワンダでは農業が主要産業であり、GDPの約33%、労働人口の約70%が従事している。セクター内には ガシャンガ湖とアカゲラ川があり、その周辺約500ヘクターメートルの土地に7つの農業協同組合が集まって豆、キャッサバ、とうもろこし、トマトなどを栽培している。配属先は技術指導を行い、品質向上や収量増に取り組んでいるが十分ではなく、草の根レベルでの支援が求められ、本要請に至った。また、セクター内の農業協同組合を対象に「組織運営能力の強化」への支援、(知識・経験があれば)病害虫対策の助言も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

現状を調査し把握した上で、以下の活動を実施する。
1. 農業協同組合に所属する農家を対象に、主要作物の効率的な栽培方法を巡回指導し、生産性及び収益性の向上を支援する。
2. セクター内に7つある農業協同組合(豆、キャッサバ、とうもろこしなど。メンバー数は組合によって異なり100～600名の規模)からモデルとなる組合を選び、ワークショップの開催等を通じ、リーダーシップの育成、簿記指導等を行い、組合の運営能力強化を支援する。
3. (知識、経験があれば)病害虫の被害現状を調査し、必要な支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務スペース(机、椅子)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:セクタースタッフ12名(農業技官(40代、男性、大卒) 含む)
活動対象者:農業協同組合及び所属する農家

【資格条件等】

[参考情報]：

　・農作業経験3年程度

　・ファシリテーションの経験

【地域概況】

【特記事項】

活動使用言語は「キニアルワンダ語」であり、赴任後、現地語であるキニアルワンダ語の語学研修を行う。