2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL63625B13)

国名
ルワンダ
職種コード 職種
G158 理科教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

キガリ中高等学校

3)任地( キガリ市 ) JICA事務所の所在地( キガリ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1975年にフランス政府によって創設された共学の公立学校である。生徒は日本の中高生(12歳から18歳)に相当する。ルワンダ国内でも有数の進学校の1つに数えられ、質の高い教育行い、優秀な生徒を多く輩出している。特に理系教科に力を入れているほか、スポーツ活動も積極的に推進している。他国からのボランティア受入にも積極的で、現在1名の隊員(職種:バスケットボール)が活動中。その他、2008年から2年間、1名の隊員(職種:理数科教師)が理科の指導を行っていた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先では特に理数教科の指導に力を入れており、ルワンダでは理論重視の教育カリキュラムが一般的な中、ルワンダ政府が新たに提唱したProject Based Assessment(PBA)を2024年より試験的に導入した。PBAは暗記学習による知識の向上ではなく、現実の課題に対する解決力・想像力を伸ばす事を重視しており、生徒は特定の物事に対し科学的視点から研究・発表する学習を行う。例えば、石鹸を対象とした研究の場合、石鹸の作り方だけではなく、どのように石鹸は作られるのか、石鹸で洗うとは科学的にどういうことなのか、といった視点で研究を行い、学期末に発表を行う。他方、このような学習をサポートできる教員はルワンダでも少なく、特に実験を重視する日本の理科教育の視点が重要との考えから、今般の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1.生徒が実施する生物・物理・化学の何れかの研究について指導・助言を行う。
これまで行われた研究例:石鹸作りとその効果、ロウソクの作成と燃焼に関する考察、避雷針装置の作成と雷の研究、ヒトの循環器模型の作成と臓器の役割について、等が行われた。なお、どのような研究を行うかは、生徒が5-10名程度のグループを作り、決定される。
2.必要に応じて実験の実施支援を行う。
3.PBA教育の効果を隊員の視点から考察し、必要に応じて改善案等を学校側に提案する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

理科実験室(フラスコ、顕微鏡等の実験器具、各種薬品など)

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
教職員 約50名(内理科教科は10名ほど)

活動対象者:
12~18歳までの男女 約1400名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)理工系 備考:幅広い科学知識が求められるため

[経験]:(    ) 備考:

[汎用経験]:

 ・理科実験の経験や薬品・器具の知識

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(13~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・赴任後に現地語であるキニアルワンダ語の語学研修を実施するが、授業は原則英語で行われる。
・生徒の科学に対する興味関心を引き出し、共に研究・考察していく姿勢が求められる。