要請番号(JL64225B17)
募集終了
5代目
| ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育省
2)配属機関名(日本語)
リンゲール県視学官事務所
3)任地( ルーガ州リンゲール県リンゲール市 ) JICA事務所の所在地( ダカール市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はリンゲール県内の小学校290校、中学校31校、幼稚園29校の運営を監督する教育行政機関である。視学官と呼ばれる教員の指導・監理を行う職員が学校を巡回し、学校、クラス運営、教科指導に関する指導をしている他、配属先は教員配置にかかる人事を担当している。なお、視学官はいずれも教職経験者である。また2025年11月までセネガル全州にてJICA「初等教育算数能力向上プロジェクト(フェーズ2)」を実施中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
セネガル国における初等教育へのアクセスは徐々に改善され、2022年度には初等教育就学率は83.5%に達した。一方、1クラスの児童数は80名以上の学級も多く存在し、教材、教具も未整備で、教員が児童の個々の学習を支援する指導が困難で、児童の学力に課題が残る。よって、本件で派遣される隊員はリンゲール市内にある小学校で教員と共に児童を指導し、主に、算数における児童の学力の課題(つまずいている点など)を明らかにすることが求められている。また、学力の課題解決に向け、教材、教具、指導方法など、教員に対し新しいアイディアを提案することが期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先が管轄する小学校を巡回し、配属先や現地教員と協力しながら以下の活動を実施する。
1. 授業を観察し、児童が興味を持ち学べる算数の授業運営に向けた課題を見つけ、現地教員と協力し改善に取り組む。
2. 児童が効果的に学べるよう、教員に対しボトルキャップやお菓子の空き箱など簡単に手に入る材料で作れる教材の紹介をし、それを使った授業の実践を支援する。
3. 研究授業の企画や学校間での教員の交流の促進など、教員同士が新しいアイディアや指導方法を学ぶ機会を創出する。
4. 要望があれば、音楽、図工、体育のうち、隊員が得意とする科目においても支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先の事務机、市内の小学校施設、JICA「初等教育算数能力向上プロジェクト(フェーズ2)」を通じ導入したワークブックなど
4)配属先同僚及び活動対象者
視学官長(男性、50代)
視学官6名(男性、30代-40代)
巡回先小学校児童、教員
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員に対し助言をするため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・任意で、教育分野のJICA専門家との情報共有、意見交換の場に参加することも可能。
・生活使用言のウォロフ語は、任国到着後の現地語学訓練にて学習する。ウォロフ語は活動でも使用する可能性がある。
・JICAの安全基準を満たす住居の数に限りがあるため、他隊員と一時的に同居になる可能性がある。
